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偏愛的独白

宝塚歌劇花組公演『カリスタの海に抱かれて』『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』その1

ミュージカル
『カリスタの海に抱かれて』
作/大石 静 演出/石田 昌也

レヴューロマン
『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』
作・演出/稲葉 太地

2015年5月15日(金)~ 6月14日(日)
東京宝塚劇場

出演
シャルル・ヴィルヌーブ・ドゥ・リベルタ(カルロ・ヴィラーニ) 明日海 りお
アリシア・グランディー 花乃 まりあ
アニータ・ロッカ 美穂 圭子
アルド・アルフォンソ 高翔 みず希
ブリエンヌ総督 紫峰 七海
ベラ 花野 じゅりあ
エンリコ・ヴィラーニ 夕霧 らい
セシリア・ブリエンヌ 華耀 きらり
ソニア・ヴィラーニ 芽吹 幸奈
バルドー夫人 梅咲 衣舞
セルジオ・グランディー 瀬戸 かずや
ダリオ・バッショ 冴月 瑠那
クラウディオ・カレーラ 鳳 真由
ミシェル・バルドー 天真 みちる
マリウス・ベルトラム・ドゥ・シャレット 鳳月 杏
ロベルト・ゴルジ 芹香 斗亜
ルイス・アルバーニ 真輝 いづみ
ナディア 桜咲 彩花
イザベラ・ブリエンヌ 仙名 彩世
テオ・レ・ロッシ 和海 しょう
ドナード・インザーキ 羽立 光来
スタン 水美 舞斗
ナポレオン・ボナパルト 柚香 光
少年ロベルト 真鳳 つぐみ
シモーヌ 城妃 美伶
少年カルロ 春妃 うらら

宝塚観劇は、チケットさえとれれば、一つの演目を3回ほど観るのが常となってきたが、最近、やや雪組に惚れてしまったので、ほかの組に投資するお金がきつくなってしまった><
なので、この公演も一度きりの観劇。
が、観た後でちと後悔。
お芝居もショーも、楽しかったので、もう一度観たかったなあと。
宝塚のチケットは、最初から手配しておかないと、追加が難しいのだ。
リピートしたくなるような演目は、ほかの人も手放さないしね。

座席は、1階2列上手ブロック。

お芝居は、大石静さんが脚本。大空祐飛さん時代の「美しき生涯」がそうでしたね。
今回は、こんなストーリー。

人気脚本家・大石静氏が花組のために書き下ろしたオリジナルミュージカル。
舞台は地中海で最も美しいとされるカリスタ島。この島に生まれながら、数奇な運命に翻弄され、フランスで育ったシャルルは、カリスタ島を統治するフランス軍将校として、再び故郷に降り立つ。時はフランス革命前夜。シャルルには本国フランスの動乱に乗じて、故郷カリスタ島を独立させたいという密かな野望があった。島のレジスタンスの若者達と信頼をはぐくみ、野望は成就するかに見えたが、島の女アリシアの情熱的な愛がシャルルに向かったことで、歯車は狂い始める。
男が英雄になれなかったのは、一人の女を愛してしまったから…。愛と友情、そして故郷への想いの狭間で揺れ動く青年の葛藤をリリカルに描いたラブロマン。
なお、本公演は花組新トップコンビ明日海りお、花乃まりあの宝塚大劇場お披露目公演となります。



さすが大石さん。
宝塚らしさを大切にしつつ、ベタだけど、まとまりがあってわかりやすいお話で、トップの明日海りおさんを輝かせるものでした。
明日海さんの「エリザベート」は、言うまでもなく素晴らしい出来栄えでしたが、予定調和という感じもありました。
こういうオリジナルミュージカルで、明日海さんの素敵な姿が観られたことがうれしいです。

冒頭から、明日海さん、歌います。
歌うま~(≧▽≦)。
衣装も、背が高く見えてお似合いです。ポスター画像よりずっとかっこいいですね。
顔もあまり黒塗りしていない感じでした。

アタシ、ナンデ、アスミサン、スキニナラナカッタンダロウ?

柚希さんが退団されて、明日海さんは、間違いなくトップオブトップだと思われ、素顔はかわいらしく、男役では甘く美しく、歌はうまくて、芝居心もある。
そんな一番人気なトップスター。

もちろん、ディナーショーも行ったくらいですから、好きなんですけど、ハマったのは、なぜか早霧せいなさん(笑)。
あの美しいお顔と熱い演技は、歌の弱さを凌駕しますね(^^;。
王道の明日海さんを見てもなお、早霧さんにひかれてしまう不思議さ。
(てか、早霧さんを叩く感想を見ては、余計に応援しなければと思ってしまうファン心理w)

明日海さん、叩く要素ないもんな~。

あ、脱線してしまいましたが、キャスト感想を。

シャルル・ヴィルヌーブ・ドゥ・リベルタ(カルロ・ヴィラーニ) 明日海 りお
かっこよかった~。
将校の衣装もお似合いだし、ダンスする姿も素敵だし、歌もうまくて、非の打ち所がないですね。
かつて、父親が、裏切り、そのせいで、アルドが殺された。その後フランスへ。
カリスタでは裏切り者の息子として後ろ指をさされ、フランスにいってからも、本当の貴族ではないとさげすまれる孤独な日々。
かつて、自分をかばってくれたロベルトとの約束を守るため、カリスタに戻ってくる。
フランス人も、カリスタの民も、なるべく血を流さないようにして、カリスタの独立を実現しようと奔走する。
ロベルトへの変わらぬ友情がいいですね。
ほんと、まっすぐな男で、明日海さんに合ってます。
アリシアにひかれるも、ロベルトのことを思っていったんは身を引く。明日海さんの苦悩の表情がまたいいんですよ。
最後は、やはりアリシアへの愛を貫く。
アリシアにダンスを教えるシーンとか素敵でした。
「もしかして、これが恋?」って歌う姿もよかった。

アリシア・グランディー 花乃 まりあ
花乃さんは、素顔のほうがかわいいので、もうちょっとメイクを頑張ってほしい。
言葉は粗野だけど、賢くてはっきりとものを言える女性。
ここが、大石さんっぽいかな。
私だったら、そうは言わないwってところもあって、新鮮だった。
宝塚の女性っぽくないというか。
はっきりと、自分の想いを伝えるところとかいいですね。
反対されても、流されないところも。
アニータ役の美穂さんに、「愛も若さもあきらめろ」みたいに言われ、「私は、愛もあきらめない。若さもあきらめない」って歌うところがリアルすぎて苦笑してしまった。
ドレスがほしいって甘える様子は可憐だし、カルロを助けに行こうと必死になるシーンは健気だし、私は、花乃さん、結構好きですね。

アニータ・ロッカ 美穂 圭子
アルド(かつてカリスタを独立に導こうとして火刑にされた英雄)の恋人だった女性。
フランス人にひどい仕打ちを受け、黒い眼帯をしている。
眼帯をとって、みんなをびびらすシーンありました><
カリスタの男たちを精神的に支配してる感じ。恨みが深く、復讐したがっている。
アリシアに「カルロを忘れてロベルトの女になれ」みたいなことを言う。
過去の仕打ちを思えば、恨み骨髄なのも、わからなくはないけど、過激な女性。
明日海さんが歌うまな上に、専科から歌うまな美穂さんがご出演。
しかも、おいしい役。
ただ、花組には、たくさん素敵な娘役さんがいると思うので、ほかの方が演じてもよかったなあと。

セシリア・ブリエンヌ 華耀 きらり
総督の妻です。
独特の印象を持つ美人さんですよね。
退団なのがもったいないです。

セルジオ・グランディー 瀬戸 かずや
アリシアのお兄さんで、少々、荒っぽいところがある。
ロベルトの片腕だったのに、カルロが現れてから、不安になったようだ。フランス人への恨みを忘れず、復讐したいと思っている。
一番ワイルドな役柄かもしれませんね。すらーっとしているので、存在感あります。
最後殴られてかわいそうでした。

ミシェル・バルドー 天真 みちる
最初、誰かわかりませんでした。
こんなおっさん役を演じるようになったんですね。ある意味、すごいわ。

マリウス・ベルトラム・ドゥ・シャレット 鳳月 杏
カルロの部下ですが、カルロが、捕らえられたあとも、忠誠を尽くすいい部下です。
丸腰で、ロベルトのアジトに行き、カルロの手紙を渡す。
組替え後の初舞台ですかね?
芹香さんを渋くしたようなイメージ。

ロベルト・ゴルジ 芹香 斗亜
アルドが亡くなった日に生まれた。カルロも同じ誕生日。アルドが、その子がカリスタを救うと予言して亡くなったのだ。
独立派のリーダーではあるが、その重圧に苦しんでもいる。
アリシアは婚約者だが、こちらを向いてもらえない。
アリシアに強引に迫ろうとして、アリシアがカルロにもらったドレスをコートの下に着ているのに気づく。
カルロに裏切られたと思い、セルジオのそそのかしもあり、カルロを殺し、決起することに。
二番手の黒っぽい役柄ですね。
ああ、あの上品で紳士な芹香さんが、黒塗りで、超ワイルドになってます。
ワイルドですが、アリシアに対しては少年のようですし、最後は、カルロを信じて、助けに行きます。
そして、カルロとアリシアの仲も許すのです。
でも、最後のほうのセリフが謎です。
「友も作らず、誰も信じない、突き進む」みたいなことなんですけどね。
大統領になるわけだから、指導者としてクールな部分も必要なのでしょうが、ちょっと意味がわかりませんでした。
ラストシーンも、隣にアニータがいて、なんかちょっと心配><
今回は、いい人だったナポレオンも、去り際に、いずれこの島も私の庭という不気味な言葉を残していくし。

イザベラ・ブリエンヌ 仙名 彩世
総督の娘で、カルロに気があるっぽい。カルロの部下に惚れられている。
出番少ないですけど、すぐにわかりました。
もっと活躍してほしいですね。
仙名さんも、メイク次第で顔立ちが変わる。

ナポレオン・ボナパルト 柚香 光
この世のものとは思えない異次元の美しさですね。
フィギュアが出てきたのかと思いました。
こんなかっこいいナポレオン観たことない!
オーラありすぎですよね~。
出番は少ないのに強烈な印象を残します。ちょっとお笑い担当なのか、高笑いをしたり、ノーテンキな感じ。
こちらの裏切りもあるかと思いましたが、カルロのお願い通りにしてくれました。
ま、最後は何か企んでいる感じを残して終わりましたが。
短いですが、明日海さん、芹香さん、柚香さんが踊るシーンがあり、眼福でした。

シモーヌ 城妃 美伶
こちらも、出番少ないですね。
カルロがとらわれて、アリシアが助けに行こうとするのを、ロベルトたちにとめられます。
そして、縛られてしまいます。
そのときに、あとでこっそり、助けてくれます。
そのシーンにホロリとしました。
シモーヌは妊娠しているのです。フランス人もカリスタ人も、命の重さは同じと言うのが泣けます。
城妃さん、やはりきれいですね。ちょっとごついけど。


お芝居もいいし、歌もいいので、おすすめの作品です。
ショーの感想は次エントリーで。
(つづく)

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