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偏愛的独白

宝塚歌劇宙組公演「モンテ・クリスト伯」「Amour de 99!!-99年の愛-」その1

宝塚歌劇宙組公演「モンテ・クリスト伯」「Amour de 99!!-99年の愛-」

5月10日(金)~6月9日(日)
東京宝塚劇場

ミュージカル・プレイ
『モンテ・クリスト伯』

原作:アレクサンドル=デュマ・ペール
脚本・演出:石田 昌也


レビュー・ルネッサンス
『Amour de 99!!-99年の愛-』
作・演出:藤井 大介

出演
エドモン・ダンテス
(ファラオン号の一等航海士・後のモンテ・クリスト伯) 凰稀 かなめ
メルセデス
(エドモンの婚約者) 実咲 凜音

ファリア司祭(イタリアの神父・大学者)
モレル社長(モレル海運社長・メルセデスの父親) 寿 つかさ
オービーヌ(ダングラールの母親) 鈴奈 沙也
ミス・メアリー(ハイスクールの演劇部顧問[アメリカ]) 美風 舞良
ダングラール(モレル海運の会計士) 悠未 ひろ
マドレーヌ(メルセデスの乳母) 大海 亜呼
ベルツッチオ(密輸船の乗員・後にダンテスの家令) 緒月 遠麻
フェルナン(貴族の御曹司) 朝夏 まなと
ヴィルフォール(検事) 蓮水 ゆうや
エロイーズ(ヴィルフォールの後妻) 純矢 ちとせ
エルミーヌ(ダングラールの妻) 愛花 ちさき
ルイジ・ヴァンパ(密輸船のボス) 七海 ひろき
ボーシャン(新聞記者) 澄輝 さやと
エデ姫(ギリシャの王女) すみれ乃 麗
ムハンマド(密輸船の乗員) 凛城 きら
アルベール(フェルナンとメルセデスの息子) 愛月 ひかる
ケント(ハイスクールの演劇部員[アメリカ]) 蒼羽 りく
ジェニファー(ハイスクールの演劇部員[アメリカ]) 伶美 うらら


日生劇場で12月に上演される作品とは別物なんですね。
モンテ・クリスト伯といえば、巌窟王。
最近では、アニメ版(GONZO製作のSFチックなもの)の印象が強いです。

美しい凰稀かなめさんが復讐に燃えるヒゲのおっさんなんて><と思いましたが、
チケットは、しっかり3公演とりました。

2列上手ブロックが2回。
そして、なんと、初めて最前列をゲットしました!
S席なので、センターではありませんが、1列下手ブロックです。
もううれしくてうれしくて。

で、作品ですけど、さすがデュマ原作ですね。
面白かったです!
今後、宝塚の一つの演目として生き続けるように思います。

波乱に富んだストーリーと見せ場のある演出で、飽きずに集中して観ることができました。
長い原作を1時間半にまとめるので、多少無理な部分もありましたが、うまくまとめていたと思います。

チケットの売れ行きはあまりよくなかったみたいですが、こういう楽しめる作品なら、宝塚ファンじゃなくても
お誘いしたいですね。

愛と復讐の物語ですが、最後は愛が勝利を得ます。
男女の愛、夫婦の愛、親子の愛、師弟愛、友情…いろんな愛の形が出てきます。
5月は、同じ有楽町でやっているレミゼよりもこちらのほうが、涙ウルウルしてしまいました(^^;。

凰稀かなめさんと実咲凜音さんの演技が、心を打ちます。
素敵なトップコンビですね。
凰稀かなめさんのことはもともと好きですが、娘トップの実咲凜音さんの美しさ、歌、演技どれをとっても
満足で、ほかの組の娘トップさんよりも私の好みです。
美しい二人を観ながら、やはり、次の「エリザベート」は、このコンビしかない!と勝手に思っています。
それだけに、実咲凜音さんが壮さんのお相手だったらなあ…という気持ちもあります。

以下、雑感。



長い原作をわかりやすくするために、説明部隊がいます。
それが、現代アメリカのハイスクールの演劇部の生徒と顧問です。
舞台の端や奥で、補足説明をして、ストーリーの流れをわかりやすく見せています。
まあ、これがないとかなりわかりづらいかもしれませんね。

伶美うららさんは、生徒の一人を演じています。
素敵な娘役なのに、今回は、出番が少なくて残念です。

衣裳は、有村淳さん。やはり、いいですね~。
音楽も耳に残る優しい曲です。

キャスト感想。


エドモン・ダンテス:凰稀 かなめ
もう言うことないですね。
素敵すぎて。
セリフ一回間違ってましたが><
青年航海士も、捕らえられて浮浪者のような囚人姿も、モンテ・クリスト伯になった渋い紳士姿も、
どれをとっても、かっこいいです。
汚い格好をしてもかっこいいのですから困りますね(^^;。
声は、若々しい青年のときよりも、モンテ・クリスト伯になってからの復讐の思いに満ちた低い声のほうが
いいですね。

メルセデス:実咲 凜音
きれい!
そして、歌がうまい!
若い娘のときは、軽やかであり、息子を持つ母親のときは、しっとりとした女性の魅力にあふれていました。
この二人のビジュアルは最強ですね。
ドレスがとてもお似合いです。

ファリア司祭:寿 つかさ
慈愛に満ちた演技でした。

ダングラール(モレル海運の会計士):悠未 ひろ
悪役が似合いますね。
粒揃いの宙組美形男役軍団の中でも、一番男臭い役者ですね。
クセのある役柄が得意です。

ベルツッチオ(密輸船の乗員・後にダンテスの家令):緒月 遠麻
いい役ですね。
モンテ・クリスト伯を思うセリフが泣けます。
緒月さんの朴訥な演技が、忘れられません。
時にはおちゃらけながら、時には真剣に意見するのがいいですね。
かなり重要な役柄だと思います。
復讐に燃えるモンテ・クリスト伯は、頑固で残酷です。
そこが強調されすぎると暗く陰湿な話になりますが、緒月さんのキャラクターゆえに、
かなり救いがあり、観ているこちらも、ほっとしました。
最初の海賊船の上での七海ひろきさんとのやりとり(レモンがらみの)が面白かったです。

フェルナン(貴族の御曹司):朝夏 まなと
おお!
悪役ですね。
貴族っぽいわがままで、プライドが高い感じがすごく出ていました。
朝夏さんを見るたびに、全寮制男子校の生徒を思い出します。
「風と木の詩」や「オフフェウスの窓」とか演じてほしいな~。

ヴィルフォール(検事):蓮水 ゆうや
悪役だけど知的でかっこいい役です。

エロイーズ(ヴィルフォールの後妻):純矢 ちとせ
悪女で色っぽい役柄が似合いますね。
きれいですが、顔立ちがきついので役柄を選ぶ気がします。

ルイジ・ヴァンパ(密輸船のボス):七海 ひろき
きゃーっ、かっこいい!
ばかっぽい感じもすごくいいです。
キャプテン・ヴァンパの歌では、海賊つながりで、比嘉中(テニミュ)思い出しちゃった><
船員たちが皆、方言(アクセントが違う)をしゃべるのが面白かった。

アルベール(フェルナンとメルセデスの息子):愛月 ひかる
端正な顔立ちで目立ちますね。
「エリザベート」のルドルフ役が似合いそうです。

ファリア司祭の含蓄のあるお言葉や、ベルツッチオの真剣に心配する気持ち、メルセデスの息子を思う気持ちなど、心にしみいるセリフがところどころに出てきて、涙腺を刺激しました。

最後は、宝塚らしい大団円で終わりました。
えーっ、そうなの??という突っ込みどころは満載でしたが、楽しめました。
3回観ても飽きたらず、DVDが欲しい今日この頃です。

ショーについては、別エントリーで。

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