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偏愛的独白

深呼吸する惑星

第三舞台 封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』

東京公演
2011年11月27日~12月18日
紀伊國屋ホール

作・演出:鴻上尚史

スタッフ:
美術:松井るみ
音楽:HIROSHI WATANABE
照明:坂本明浩
音響:堀江潤
衣裳:原まさみ
ヘアメイク:西川直子 
振付:川崎悦子
映像:冨田中理
宣伝美術:鈴木成一
舞台監督:澁谷壽久
演出助手:小林七緒
制作:中山梨紗、 池田風見
プロデューサー:三瓶雅史
企画・製作:サードステージ

出演:
筧  利夫  長野里美  小須田康人  山下裕子  筒井真理子 / 高橋一生 / 大高洋夫

荻野貴継  小沢道成  三上陽永

上演時間:約2時間
全席指定:8400円

お知らせが届いたときは、ショックだったけど、とにかく観にいかねばと思って、DM先行でチケットをとるも、
平日マチネしかとれなかった。
ほかに、ぴあのプレリザで1公演、サンシャイン公演をDM先行で1公演ゲット。
(でも、結局、一度しか観なかった。)

紀伊國屋ホール自体が久しぶり。
ロビーにつくと、お花が一杯。
筧さんにばかり。それから、筒井さんにも。
筒井さんがこんなに大物になっているとは、少々驚く。なんちゃら大臣からも来ていたよ。

普通に、鴻上さんが立っている。

狭いロビーで、物販。
パンフレット(1000円)だけのつもりが、Tシャツ(2500円)を白と黒、1枚ずつ買ってしまった。
名台詞入りのトランプも売っていて、ちょっと心引かれた。
鴻上さんが、そのトランプを高く掲げて、「あ、トランプだ~!」と叫んでた。

鴻上さんの「ごあいさつ」が初日には間に合わなかったようだが、私が行ったときはちゃんと配っていた。
それだけでも懐かしさがこみあげてくる。

座席は、E列サイド。センターよりなので、観やすい。
私のような一人観劇の人が多いようだった。
近くに二人連れの女性がいたが、一人がファンで、一人が初見。
ファンの人が、連れの人にいろいろ説明していたけど、温度差を感じた(^^;)。

古い椅子の座り心地が悪くて悪くて。
当時は、そんなこと思いもしなかったけど。
最近は、新しい劇場の椅子に座ることも多いので、すごく違和感があったなー。

開演前の音楽も、昔と同じ。
「More than this」ロキシーミュージックね。

すべてがすべてが懐かしい。
懐かしいけど、そんなに簡単にタイムスリップできないよ。

第三舞台は、いろんな人と観に行った。当時はひとり観劇をしなかったから。
友達、彼氏も含めて。

私が誘った人は皆、ハマってくれたけど、いまだに第三舞台のファンでい続けてくれた人は、一人ぐらいしかいない(笑)。

昔の思い出がよみがえって来たころ、舞台の幕が開いた。

ああ、あの曲、あのダンス。
独特の小劇場系ダンス。
これが、好きだった。意味もなく踊る。(意味はあるのかもしれないけど。)
古臭い振付なんだけどさ、当時はえらくかっこよく思えたんだよね。

だけど、舞台に立っている中に、勝村くんと京ちゃんがいない。
なのに、高橋一生くんがいる。
なんで、高橋くんがいるの?
ちょっとイラついた。
ごめんね、高橋くん。
高橋くんが悪いわけじゃないんだけど・・・。
でも、最後まで観たら、高橋くんがいてくれてよかったと思った。
気負うことなく、それなりの存在感で、与えられた役を演じていて、すごくよかった。

で、舞台そのものは、どうだったかと言うと、懐かしさという点では最高だった。
解散公演に立ち会えてよかった。
それから、役者もよかった。かなりかんでいたし、驚くほど老けていたけど、生き生きとしていたなあ。
枯れてなかった。
枯れたのは・・・やはり、鴻上さんの才能なのかな。
封印した時点で終わっていたのだ、私の青春は。
それを認めたくなくて、10年待ち続けた。
そして、今回、8400円もするつまらない芝居を見せられて、終焉を納得させられたのかもしれない。

思い出は美化されるというけれど、それでも、過去の第三舞台はこんなんじゃなかった。
今回初めて観た人が面白かったとネットで書いていたけど、第三舞台の面白さってこんなもんじゃないからって、叫びたくなった。
今回の脚本なんて、下の下だからって(^^;)。

ファンにしかわからないネタも多かった。
うれしかったのは、長野さんがかぶりものしてくれたこと。彼女は最高のかぶりもの女優だもの。
長野さん、あのころと同じかわいさだった。
できれば、筧さんには、ケダモノをやってほしかったなあ。セリフでは言っていたけど。
もしかして、あの衣装、もう保存してないのかしら。

映像で、池田成志さんと伊藤正宏さんが登場したのもうれしかったなー。

そういえば、神奈川公演で、あるシーンに勝村くんが飛び入りしたという記事を読んだ。
そういうの、いいなあ。

劇中曲
「ラブレター」(オリジナルは、ブルーハーツ)
「あの素晴らしい愛をもう一度」
斎藤和義「ずっと好きだった」
スピッツ「恋する凡人」

ほかにもあったかも。

カテコでは、拍手がなりやまず、最後は、大高さんだけ出てきて、「あの、夜もあるからね、帰りましょう」みたいなことを言っていた(笑)。

ところどころ笑えるし、筧さんのねちっこい芝居、筒井さんの色っぽいシーン、山下さんのトボけた演技などなど、好きなものはいっぱいあるの。
役者がしゃべっているだけで、幸せではあるんだけど、でも、それだけなの。

言い知れぬ昂揚感や、がつんと頭を殴られたような衝撃もない。カケラさえもない。
それ、ヤバイんじゃ?というアドリブもない。
ただただ、生であのメンバーたちを観たいから、席に座り続けただけ。

だけど、こんなにけなしているんだけど、この記事、書きながら、涙出てきちゃっているんだよね。
涙がとまらないんだよね。
クソつまんない舞台だったけど、でも、好きだったから。ずっと好きだったから。

終演後、ロビーの鴻上さんと握手した。
泣きながら、ありがとうございましたって言ってた。
鴻上さん、だだっこをあやすような感じで手を握って、細い目を更に細めて微笑んでいた。

そのまま涙がとまらなくて、泣きながら新宿の地下道を歩き続けた。

さよなら、第三舞台!
ありがとう、第三舞台!

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