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偏愛的独白

『黄金仮面』千秋楽

過去の感想はこちら→初日2回目3回目

東京公演も、いよいよ千秋楽となりました。
座席は、7列センター。
センターブロックは初めてです。
会場は、もちろん満席。補助席出ていました。

終演後、キャストの皆さんから挨拶がありました。
小西くんは、
「いつも言い合ってる言葉があるんですが、それを、みんなで言いたいと思います。」
そして、みんなで一斉に、「演劇ていいもんですね!」と。

こういうの、すごく感動しちゃいます。
演劇、大好きなんで、キャストの皆さんが心からそう思ってくれているんだというのが伝わってきて、じーんと来ました。

小西くんの誕生日だったので、お祝いメッセージぐらいあるかなあと期待したのですが、何もありませんでした。

それでは、感想の続きです。
記憶が薄れていて、かなり端折っています(^^;)。
ネタバレ注意!



明智探偵事務所の爆破シーンの明智探偵が、無茶苦茶かっこいいんですよ。
爆破で煙が立ち込める中、去っていくのですが、その姿が目に焼きついて忘れられません。

明智事務所爆破事件後の波越警部の嘆きぶりがすごい。
鷲尾さん大熱演。
でも、なぜか、笑ってしまう。

そんなとき、ルージェール伯爵主催の夜会に黄金仮面からの挑戦状が届く。

警備に入る波越警部たち。

仮面舞踏会シーンが、素敵。
皆、真っ赤なスーツを着て踊っている。
女性は、人形。
人形を手に抱いて踊っている。
波越警部も赤いスーツで潜入している。
ここでの音楽もよかった。

変装した小西くん発見。
ワインボトルを持って、酔っ払いを演じている。

ここで、ポオの『赤き死の仮面』の話が繰り広げられる。
松野さんは、古美術商の川村雲山として登場している。

ここに黄金仮面が登場し、追いかけていくルージェール伯爵と波越警部。

銃声がして、倒れていた黄金仮面のマスクをとると、川村雲山が!
撃ったのは、ルージェール伯爵。

笑いながら入ってくる酔っ払い男。
「茶番劇があまりにもおかしかったので。」

「黄金仮面は、アルセーヌ・ルパンです。」と言い放つ。

そうなんですよね。
この原作、ものすごいオチなんですよ。
最初に知ったときは、うそーって。

そして、波越警部に言われて、部下が男の仮面をとると、明智の姿が!
驚き喜ぶ波越警部。

そして、瀕死の川村雲山に詰問する明智。
結構、この詰問が厳しいんですよね~。川村雲山、かわいそう(^^;)。

川村雲山がルパンとして指差した先には、ルージェール伯爵が。

ここで、明智とルージェール伯爵との言葉対決がかなり長いです。
明智は、パリからの手紙を取り出しますが、それを波越警部が読もうとすると、小林少年のナレーションが。
手紙はフランス語なので、波越警部には読めませんでしたって。
笑いが起きてました。

鷲尾さんは、ほんと、波越警部にぴったりですね。

明智が、ルパンの人殺しに関して、やや強い口調で糾弾するシーンが、印象に残る。
「ちくしょう!」と振り絞るように叫ぶ明智。
「君を義賊だと思って敬意を払っていたが、今、それを取り消す!」と。

迫力のあるセリフで、引き込まれました。

逮捕されそうになるルパンを、ピストルを持ってかばう不二子。
そして、爆音と煙のあと、二人は消える。

あとを追う明智は、黄金仮面に殴られて気を失ってしまう・・・。

そして、とらわれた明智が、舞台上手に!
いやー、このときばかりは、上手ブロックがいいですよね。
赤いスーツのまま、ワイシャツの胸ははだけていて、後ろ手にしばられて、片膝立てて座っているんです。
乱れた髪も色っぽく。

おまけに、このあとで、小林少年がつかまって、連れてこられるのです。
近くをうろついていて捕まってしまったのです。これが、明智との出会いということになっていました。

いやー、明智ピンチなんだけど、眼福、眼福。

一方、下手ブロックでは、波越警部による川村への尋問が。

これも、面白かったですよ。
だって、松野さんが、3役を使い分けるんですもの。
衣装を変えたり、眼鏡をかけたりして、早変わりで、鷲尾侯爵、大鳥、川村を演じ分けるんです。
松野さんの熱演が笑いを誘いました。

鷲尾侯爵から聞きだした「白き巨人」の情報。
それは、なんと・・・大船観音!
大船観音の映像が舞台に映し出されました(^^;)。

警察の追っ手が近づき、明智と小林少年を残して爆破される大仏。

小林少年のことを気にかけている感じの不二子が印象的でした。

逃げ切れそうにないと知り、絶望的になって二人で死にたいと言う不二子。
必死でとめるルパン。
不二子に共感はできないのだけど、ルパンへの愛は、切ないですね。

飛行家シャプランの飛行機を奪って、日本脱出をはかるルパン。
飛行機内には、不二子と二人。
「口の中の毒玉を吐き出してしまいなさい。」というルパン。

ここで、笑い声とともに明智登場!

やはり、不二子には明智と小林少年を見殺しにすることはできなかったのである。

飛行機内は、テーブルと椅子で表現。
翼は、アンサンブルの4人が板を両手で持って表現。

これが、思いのほか、臨場感、緊迫感があるんですよ。
効果音もあって。

不二子にハンドルを握らせて、格闘するルパンと明智。
お芝居とわかっていても、ドキドキしちゃう。

耐え切れない不二子の体が大きく揺れたりして、本当に飛行機から落ちそうなの!
このシーンの3人と演技、すごくうまいです。
力の入れ方とか。
アンサンブルの4人も、ギリギリのところで、翼を動かしている。

ルパンの捕縛をあきらめた明智だが、不二子だけは渡すまいと、不二子を抱えては飛び降りるのです。

「私の恋が終わってしまう!」と叫ぶ不二子。
二人はパラシュートで落下したのでした。

不二子をお姫様抱っこして、八百屋舞台上の机の上を降りてくるのは、明智。
これは、かなり大変そう。

そして、不二子を優しく横たえる明智。
小林少年に託します。

寺崎さん、熱演で、いつだったか、ワンピースのすそがほつれていました。
また別の日は、アクションで、片方のつけまつげがとれていました。

立派な舞台装置もいいけれど、こういう想像力をかきたてる演出もいいですね。
低予算ではあるけれど、決して安っぽくない。
これぞ演劇。

明智の生還を喜び泣く波越警部。

小林少年に頼みたいことがと言って、肩をたたいて立ち去る明智。

そして、最後は、小林少年のナレーションで終わる。

切なさの漂うラストでした。


あー、早くDVDで見返したいです。
勘違いしているシーンもあるかもです。

とにかく、小西くんを堪能した舞台でした。
乱歩作品の舞台化としても成功したと思います。
小林少年に佐藤くんを起用することで、物語をかなりわかりやすくしていたと思います。
彼は、見ているだけでもかわいいですしね。

千秋楽で、小西くんがどこかのシーンで、笑いをこらえていたところがあったと思うのですが、どこか思い出せません(^^;)。

赤澤くんがとても気になったので、これからちょっとチェックしていきたいです。

ミュージカルじゃない小西くんも、やはり好きです。
地方遠征できなかったのが、心残りです。

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