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偏愛的独白

銀河英雄伝説 その2

『銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国編』の感想です。

スタッフ、キャストは、こちら

大雑把な感想としては、

身長差が!
音楽がよかった。
役者もよかった。(個人的な趣味だが)
演出は、こんなもんだろう。
この人って、こんなキャラだったっけ?とところどころ思った。
衣装がペラペラ。
多すぎるアンサンブル。
不覚にも涙が出てしまった某シーン。

こんなところかな。

以下、まとまらない感想。
ネタバレ注意!

演出の西田シャトナーさんって、惑星ピスタチオの人だよね。
一作品だけ観たことがある。タイトルも覚えてないけど、つまらなかった(^^;)。
SFっぽい話だったから、宇宙空間的な演出は得意なのかもしれない。
戦闘シーンが、アンサンブルたちで表現されているのが、印象的だった。
ここでは、アンサンブルといわずに、CHOROS(コロス)と呼んでいるが。
そのコロスが、ナレーション部分も担当し、全員でセリフを言うのを聞いたとき、うひゃ~、小劇場かよ!と思った。
でも、ここは、大劇場だし、人数多すぎ。
コロスの中では、菊地創さんをチェック。
すぐにわかる。顔がシャープだから。

音楽は、三枝さんだけに、壮大で、舞台に彩りを添えていた。

そして、ラインハルト役の松坂桃李くんが登場したが、写真で見たのと同じく色黒であった(^^;)。
ラインハルトであって、ラインハルトでない感じ。
さらにその後ろに見えたのは、ちっちゃいキルヒアイス役の崎本くん。
この身長差は、事前にわかっていたが、実際に目の当たりにすると、結構衝撃的である。
ただ、その衝撃もだんだん薄れていく。

キルヒアイスが好きなので、崎本くんが出てくるシーンは、つい力んでしまう。

アンネローゼを訪ねるラインハルトとキルヒアイス。

白羽ゆりさん、超きれい!!!
さすが、宝塚OG。
年齢的には、松坂くんよりかなり上だと思うけど、そういうの感じさせない気品。
それと、アニメのアンネローゼは、意思が感じられないというか、儚いお人形みたいなキャラだと思っていたが、舞台のアンネローゼは、女性らしい部分も保ちながら、ちゃんと自分があるように描かれていて、好感を持った。
最初、白羽ゆりさんがキャスティングされたときに、もったいない使い方だと思ったが、想像以上に、アンネローゼの出番が多くて、よかった。
アンネローゼお手製のりんごケーキを食べるラインハルトが、かわいすぎる。
このあたりの描写のためか、ラインハルトの若くて青い部分が強調された脚本だったと思う。

姉に頼まれて、ワインを地下にとりに行くところで、回想シーンへ突入。

軍服のまま、雑巾がけをする松坂くん(^^;)。
そこへ、パパ登場!
アニメで、ラインハルト役を演じた堀川りょうさんである。
酔っ払いの堀川さん。
子どもっぽい声で、幼少のラインハルトを演じる松坂くん。

そして、キルヒアイスとの出会い。

ああ、このシーン、大好きだったんだよなあ。
だから、舞台上で、美しい3人で再現してくれてとてもうれしい。
このあたりから、キルヒアイスのちっちゃさは、気にならなくなる。
それよりも、崎本くんの声の出し方が、キルヒアイスっぽくて、ハマってしまう。

フリードリヒ四世を演じるのは、長谷川初範さん。
いや~、貫禄あるわー。
テレビで見るよりも存在感あるし、皇帝としての威厳ばっちり。
そして、アニメよりも、ずっとかっこいい。
逆に言うと、憎めない。

そういえば、会話にところどころ、ヤン・ウェンリーの名前が出てくるんだけど、原作知らない人は、ついていけたのかな?
何となく、頭のいい敵だと思ったかな?

それから、オベールシュタイン。
私の中では、塩沢兼人さんの声のままなので、誰が演じても、違和感があると思う。
それでも、貴水さんは、不気味さを携えて演じていた。
外見が違うなあという印象を受けたけど。
義眼はセリフだけかと思ったら、暗闇の中で目を取り出し、それがキラリと光って・・・みたいな演出。

提督たちが、バーで集うシーンが、短いけれど、プチ萌え。
双璧のお二人が、かっこいい。

中河内くんは、意外とミッターマイヤーに合っている。
ロイエンタールは、うーん、東山さんじゃないと思う。
しかし、このコンビで、双璧を演ずると、妙に合っているんだな、これが。
つーか、この二人が踊ると、妙に笑いたくなってしまって、困った(^^;)。
やっぱり、踊ったか・・・みたいな。

ビッテンフェルト役の吉田友一くんが、お笑い担当みたいだけど、ほとんど笑いのない舞台なので、笑っていいのかどうか迷った。

ブラウンシュヴァイク役の園岡新太郎さん、リッテンハイム役の石鍋多加史さんらは、渋い演技で、脇を支えていた。
特に、園岡さん、歌がうまい!

シュナイダー役の村上幸平さんとシュトライト役の北代高士くん。
出番は少ないけれど、軍服がよく似合っていて、かっこいい。

そして、フリードリヒ四世が亡くなり、第一幕終了。
長谷川さんと白羽さんのシーン、しっとりとしていて、よかったなあ。

終始、三枝さんの音楽が、観客の気持ちを盛り上げる。

第二幕冒頭で、皇帝の崩御を喜ぶラインハルト。

一緒に暮らしましょうとアンネローゼを訪ねるラインハルト。
しかし、アンネローゼは、陛下のバラを育てると言う。

俺はどうすればいい?と問うラインハルトを慰めるキルヒアイス。
去っていくラインハルト。
キルヒアイスは、アンネローゼのもとへ。
「ラインハルトを傷つけてしまったわね」というアンネローゼ。
ラインハルトの気持ちを代弁しつつ、アンネローゼを優しく抱きしめるキルヒアイス。

「キルヒアイス、一緒に来ないのか?」とか何とか言って、戻ってきたラインハルトが見たものは!?

「キルヒアイスと姉上が・・・」

ショックを受けるラインハルト。
つーか、このシーン、観ているこちらもショックなんだけどぉ。この演出は、なんだよ~。

「よくあるよな。目にゴミが入ったのをとっていたとか」って、ラインハルトのセリフかあ???

当然、会場からは、クスクス笑いが。
だって、完全にお笑いになっているもん。

そのあとも、ウダウダ言ってるラインハルト。

いやああ、もう、こんなラインハルトなんて(涙)。

しかも、続くシーンでは、ヒルダが登場し、キルヒアイスを遠ざけて、わざとヒルダと親密ぶるラインハルト。

このヒルダがまた、浮いている。
ヒルダのキャスティング、今いち。
外見も、ヒルダじゃないけれど、セリフも下手だった。
「あなたに賭けてみたい」のセリフの舌っ足らずなところがげんなり。

二幕の見せ場の一つは、オフレッサー対双璧の戦い。
オフレッサーの中村さんの迫力、半端ないよ!
東山さん、中河内くんのファンは、楽しんだろうなあ。
二人とも踊っていたし。

残念だったのは、ヴェスターラントの件が、少し違って描かれていたこと。
ラインハルトが、アンネローゼとキルヒアイスの中を誤解する点も含めて、ラインハルトとキルヒアイスの関係が、違うものになっていたような気がする。

その後のラインハルトの苦悩のシーンは、丁寧に描かれていた。
どちらかと言うと、威厳を示すシーンよりも、ヘタレの演技のほうが、松坂くんは、うまいのではないか。

アンスバッハ役の高山猛久さんが、冷徹な演技ですごくいい。
ブラウンシュヴァイク公を毒殺し、その棺を手土産と称してラインハルトのもとへ持ち込み、そこから武器を取り出し、発砲!

身を挺してラインハルトを守るキルヒアイス!!!

きゃあああああ。

うわーん。

「お前は俺との約束を破ったことなどなかったじゃないか。」のセリフに涙腺崩壊。

ラインハルトに抱かれて死んでゆくキルヒアイス。

「キルヒアイス、キルヒアイス!」とラインハルトの悲痛な叫び。

このシーンは、ほんと、悲しかった。わかっていても、涙をおさえられなかった。

最後は、フリードリヒ四世の幻が出てきて語りかけるシーンがあった。
そして、無駄にヒルダが登場して何かきゃんきゃん言っていたかな(^^;)。

「必ず宇宙をこの手に入れる」と宣言するラインハルト。
そして、同盟編への期待を持たせて、幕は下りた。

私の心は、キルヒアイスの死を引きずったまま・・・。

なわけで、意外にも、キルヒアイス役の崎本くんにハマった舞台だった。
あの優しい声をもう一度聞くために、DVDを買うのだ。

脚本的に気に入らない部分もあったけど、全体としては、楽しめた。
外伝もあるけど、さらにその先の配役も、気になる。

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