偏愛的独白

毛皮のマリー

『毛皮のマリー』

2009年4月1日(水)~ 5月10日(日)
ル テアトル銀座 by PARCO
(静岡、大阪、ほか地方公演あり。)

作:寺山修司
演出・美術:美輪明宏

企画製作:(株)パルコ
制作協力:(株)オフィスミワ
主催:テレビ朝日/TBSラジオ

出演:
美輪明宏
吉村卓也(新人)
麿 赤兒
若松武史
菊池隆則
日野利彦 マメ山田 江上真悟 倉持一裕 他

料金:S席¥10,500 A席¥7,000
上演時間:約2時間15分(休憩15分含む)

さあ、さあ、お立会い!
鬼が出るか、蛇が出るか・・・何が出るかは、
はいっ、見てのお楽しみ!

寺山修司が美輪明宏のために書いた伝説的名作。
寺山幻想演劇×美輪ワールドの金字塔!
妖しくも哀しい物語が頽廃美あふれるゴージャスにして魅惑的な世界として描かれる。
乞う、ご期待!!
(公式サイトより引用。)


全くの予備知識もなくチケットをとってしまいました。
美少年をオーディションで選んだというのが、気になっていたので。
前回の公演では、及川光博さんが美少年を演じたそうですね。

美輪さんの美輪さんによる美輪さんのための舞台でありました。

美輪さんは、4/8に腕を骨折されたそうですが、そんなことは微塵も感じさせない優雅な動きでした。

ロビーには、お花がいっぱい。
こんなにたくさんのお花が届くのは珍しいかも。
いろんな方々から届いていました。
撮影禁止でしたが、ブログめぐりをすると、撮影してアップしている方が、結構います(^^;)。

関係者らしき人や、元宝塚の女優さんなど、観客もちょっと華やか。
年代もやや高めで、昔からのファンの方が多いようでした。

ちょっと驚いたのは、咳をするときは、ハンカチなどを口に当ててお願いしますという注意の貼り紙があったことです。
アナウンスでも、再三の注意。苦情が寄せられておりますのでと言ってました。
当然のマナーですが、わざわざ注意しないといけないとは、よほどのことですね。


以下、雑感。
(ネタバレしています。)





舞台は、豪華絢爛。
美輪さんのオーラが漂っていました。

冒頭、いきなりの入浴シーン。
バスタブにつかる美輪さんの腕と胸が見えます。

3列目の席だったので、目のやり場に困りました。
その後も、美輪さんの衣装は、チラシの写真と同じく左胸が出るデザインなのです。

あの独特の声は、美しく響き渡り、身のこなしも優雅です。
ただ、めくるめくストーリーが、私には難しくて、呆然とすることが多く、作品のテーマを正しく受け取れなかったように思います。
ラストシーンは、美しい母性愛ということでいいのでしょうか。

この衝撃的な舞台は、観た方でないと、わからないかもしれません。
あらすじを説明しても、エログロになるだけなのです。

第一幕は、美輪さんの出番が思いのほか少なく、麿 赤兒さんのオンステージです。彼が、醜女のマリーになって、妄想の世界を繰り広げるのです。
女性のかつらをかぶった麿さんは、意外にかわいかったです。

妄想の世界では、クレオパトラや楊貴妃など世界の美女が登場しますが、全員、男性の女装です。
きれいな方も多かったですが、藤田玲さんがいたので、びっくり。
出演するとは知らなかったので。

女装のときはまだしも、パンツ一枚の男性が一列に並び、腰をくねらせ、もだえ始めたときは、どうしていいいのやら。
舞台に近い席じゃないほうがよかったです。
うーん、別に純情ぶるつもりはないのですが、あまり美しいと思わなかったのでした。

若松武史さんが演じる美少女が、すごすぎました。
全然、美しくなく、最高にキモイのですが、ひきつけられてしまうのです。
若松さん、天晴れです。

オーディションで選ばれた吉村卓也さん。
正統派の美少年でした。演技は、可もなく不可もなく。
もう少し、妖しい雰囲気の美少年がよかったかも。

私には、少々、毒気が強すぎる舞台でしたが、機会があれば、美輪さんの音楽会に行きたいと思いました。

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