偏愛的独白

宝塚歌劇雪組公演『ひかりふる路(みち)』『SUPER VOYAGER!』 2回目

2回目の観劇は、うれしいことに、早霧さん&咲妃さん&鳳翔大さんと一緒の日でした!

座席は、1階10列サイドブロック。

ショーについて語り出すととまらなくなりそうなので、今回は、お芝居の感想だけ。

初見では、やや退屈だった生田先生の脚本ですが、宝塚歌劇には、脇役というかモブキャストの下級性を観るという楽しみもありますので、だんだん気にならなくなりました。

もともと、フランス革命あたりの話は、おぼろげながらも知識がありますので、勝手に脳内補完してますし。

ただ、幕間のロビーでは、「全然わからなかった」という会話もちらほら耳に入ってきました。

音楽に助けられている部分は、多々あると思いますが、これだけの内容を90分におさめるのは、大変なのでしょうね。

望海さんは、仲間を大事にし、理想に燃える青年から、だんだんと追い詰められいく感じがとてもよかったです。
観客としては、どうしてわかってくれないの?というもどかしさもありますが、純粋であればこそ、突き進んでしまうのかもしれません。

真彩さんは、革命で家族やフィアンセを殺されて、革命の象徴であるマクシム(望海)の暗殺をもくろみます。
逆恨みっていえばそうなんですけど、ほかに怒りのぶつける場もないわけで。
でも、彼に接するうちに、愛してしまうというベタな展開。

実際、そういうものかもしれません。
革命の時代は、どちらが正しいとか間違っているとか、白黒つけがたい。
ましてや、人物一人一人は、愛すべき人柄かもしれない。

実際、マクシムは、前半は魅力的な人物に描かれています。

真彩さんの歌も演技も申し分ないのですが、願わくばもう少し娘役らしくというか、メイクを頑張ってほしいです。
男前すぎるんだな~。
マクシムを襲うとき、二刀流みたいな動き、かっこよかったもんw

ダントン役の彩風咲奈さん、観るたびにかっこよくなっています。
昨年のネモ船長が本当に残念でしたが、スタイルがよくて男臭い男役まっしぐらです。
ダントンといえば、「1789」東宝版では、上原理生さんが演じてまして、豪放磊落でお茶目なイメージ。

こちらでも、民衆の人気も高く、喧嘩は嫌いだが、売られた喧嘩は買うというキャラ。
ただ、トップコンビのあとに歌うと、歌が弱く感じます。(トップコンビがうますぎるのですが。)

妻役の朝月希和さんとの息もぴったり。
朝月さんは、演技はすごくいいです。

望海マクシムと彩風ダントンの会食のシーン、二人のすれ違いに泣けます。
用意された食事に口をつけず、それどころか、こうやって買収するのかと激する頑なさ。
このころのマクシムの心には、もはや、かつての友の声は届かない。

もう一人の友人デムーラン役の専科の沙央くらまさん。
上品で優しい感じが出ていました。
この公演で退団となり、寂しい限りです。
男役でも女役でも、どちらも素敵に演ずることのできる方で、歌も安心して聞けました。

デムーランの妻役が、彩みちるさん。
追放されたダントンを呼び戻しましょうと提案するシーンもよかったです。

が、結局、会談は決裂し、ダントンとデムーラン夫妻は断頭台へ。
このときに、口ずさむ歌がまた泣けるのでした。
ギロチンは、実際には出てこなくて、赤い映像が入る演出で、いい案だと思いました。

ベテラン勢もいい味、出しているんです。
専科の夏美ようさん。
胡散臭くていやらしいタレーランを熱演。
さすがの演技ですね。

あと、マリー=アンヌ(真彩)が連れていかれる女性運動家たちの集まり。
舞咲りんさん、早花まこさん、沙月愛奈さん、千風 カレンさん、いいですね。

ジャコバン派でも、不良っぽいというか問題児的なのが、真那春人さん、 煌羽 レオさん。
無駄な処刑をしたり、マクシムの妹(野々花 ひまり)にちょっかい出したり。
そこへ来たマクシムのスカートめくりをして「お姫様」呼ばわりする真那さんが、ゲスっぽくていいです。

ジャコバン派でも、久城あすさん、永久輝せあさんは、マクシム信奉者です。
永久輝せあさん、セリフは少なかったけど、コスチュームが似合い過ぎて、惚れ惚れ。
永久輝せあさんがトップになるまでは、宝塚を観なければと思う私ですw

ほかに目立っていたのは、マクシムを慕う下宿先の娘の星南のぞみさん。
マクシムにコートをかけて、そっと見送る感じが、とてもよかった。
お似合いの二人だった。
歌はちょっと弱いけど。

また、ジロンド派の真地佑果さんとジャコバン派の陽向春輝さんもチェック。
真地さんは、メイクがすごくうまくなったと思うし、独特の路線をいく 陽向春輝さんも、存在感あり。

そして、美形の眞ノ宮るいさんは、マリー=アンヌのフィアンセを演じ、さっさと殺されてしまいました><

が、すぐに着替えて、登場してました。
それから、ほとんどモブですが、 星加梨杏さんと彩海せらさんをずっとオペラグラスで追いかけていました。

悲しい話でしたが、ラストシーンも好きです。
獄中で再会するマクシムとマリー=アンヌ。
自分の気持ちを伝えるマリー=アンヌ。
それを聞けたこと、そして、マリー=アンヌが釈放されることを知ったマクシムは、最期は幸せだったと思う。
断頭台に消えていくマクシムの後ろ姿がまた泣けた。

意外と後味は悪くない。

このラストシーンを観て、ちょっと思ったのは、望海さん主演で「二都物語」とかどうかなあと。
東宝版では井上芳雄さん、宝塚版では大地真央さん、瀬奈じゅんさんが演じた役柄。(東宝と宝塚作品は、原作は同じですが別物です。)
ヒロインがあまり真彩さんぽくないかもしれないけど。
東宝版は劇場で観て、宝塚版は、大地さん主演作をテレビで観ました。

今回のショーは、NHKで放映されましたから、公演ブルーレイは購入しなくていいと思っていましたが、やはり欲しくなってしまいました。
シャンテWポイントのときまで待とうと思います(笑)。

Comment

緋紗緒(ひさお) says... ""
>まっくくまさん
ほんと、素敵でしたね。
あの美しい笑顔にやられました。そのあとの悲劇が余計に悲しくて。
ちゃんと役名もついてましたから、チェックした人は多かったと思います。
ショーの中でもすぐにわかりました。
貴重なシーン情報、ありがとうございます。
残念ながら、そのシーンは見逃しました><
もっと早く感想をアップしていればよかったです(^^;。
ショーについても、早く語りたいです!
2018.02.20 00:06 | URL | #- [edit]
まっくくま says... "眞ノ宮くん♡"
眞ノ宮くん、素敵でしたよね~。マリー=アンヌのフィアンセ役としては台詞もなく、短い登場時間でしたが、マリー=アンヌの幸福な時代の象徴のような気品ある美しい姿はこの上ないはまり役だと思いました。彼女の名前を知らないお客さんも「あれ誰??」って注目したのではと思います。
それから、マクシムがマリー=アンヌに理想を語る場面で再び登場したとき、マリー=アンヌが近づいていこうとすると「こっちに来てはダメ」というように優しく首を左右に振るシーンが泣けました。その振りに気付いたのは公演期間も終盤だったのですが(^^;)、気付いてからは必ずオペラでチェックしてました。
2018.02.18 12:52 | URL | #- [edit]

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