偏愛的独白

宝塚歌劇雪組日本青年館ホール公演 MUSICAL FANTASY『CAPTAIN NEMO』

宝塚歌劇雪組日本青年館ホール公演 MUSICAL FANTASY『CAPTAIN NEMO』・・・ネモ船長と神秘の島・・・~ジュール・ヴェルヌ「海底二万里」より~

2017年8月29日(火)~ 9月4日(月)
日本青年館ホール

脚本・演出:谷 正純

主な配役

ネモ船長【潜水艦ノーチラス号の艦長】 彩風 咲奈
アラン・ド・モリエ博士【フランスの潜水艦設計者】 汝鳥 伶
ジョイス博士【アイルランドの海洋学者】 華形 ひかる
フローレンス【イギリス人の看護婦】 舞咲 りん
シャラダ【インド藩王国の女官長】 笙乃 茅桜
レム【ポーランド人の航海士】 久城 あす
ラヴロック少佐【イギリス海軍将校】 朝美 絢
モレーナ【ハンガリー人】 愛 すみれ
ペトレンコ【ウクライナ人の機関長】 真地 佑果
シリル【ロンドン・タイムズの新聞記者】 永久輝 せあ
ツェツィーリア【ロマの占い師】 沙羅 アンナ
サディク【インド藩王国の衛兵隊士】 叶 ゆうり
ボグダナス【リトアニア人の操舵士】 諏訪 さき
ヴェロニカ【リトアニア人】 野々花 ひまり
レティシア【海洋気象学者】 彩 みちる
クロエ【ギリシャ人】 桜庭 舞
プラマー【イギリス人の通信士】 眞ノ宮 るい
ヤニス【ギリシャ人】 ゆめ 真音
ヘディン【スウェーデン人の水雷士】 縣 千
ミーシャ【ロシア人の電気技師】 彩海 せら
ラニ【インド藩王国の王女】 潤 花

上演時間:第一幕 55分 幕間 25分  第二幕 1時間10分

不評の新しい日本青年館については、別途記事を書くので、今回は、お芝居の感想のみで。

入口には立派なポスターが。

nemo.png

なかなか素敵なたたずまいの彩風咲奈さん。
ちょっと盛ってる?と思ったら、実際も、かっこよかったです。

お話は、一言で言うと、よくわかんないw
巷では駄作との感想をよく見かけます><

ジュール・ヴェルヌの海洋SF小説『海底二万里』に登場するネモ船長──潜水艦ノーチラス号で植民地支配を目論む国々に敢然と戦いを挑む孤高の英雄を新たな視点で描くミュージカル・ファンタジー。
19世紀後半、イギリスの捕鯨船が南大西洋サウスサンドウィッチ諸島付近で謎の遭難事故を繰り返し、船乗りたちからは魔の海域と恐れられていた。イギリス政府は学者たちを招聘し調査隊を編成、南大西洋へと艦隊を派遣した。だが魔の海域に近付いたとき艦隊は次々に船底から爆発、沈没。救命ボートで九死に一生を得たわずかな学者たちは、地図にない島に辿り着いた。その島は植物も育たない寒帯地方にもかかわらず、海底火山帯の地熱で温暖な上、地熱を利用した発電装置まで備え、世界中の何処よりも発達していた。島の住民は、東欧・アジア・アフリカなど帝国の植民地支配から逃れてきた人々だった。そして、その島の主は、潜水艦「ノーチラス号」の船長ネモ、有能な物理学者でもある彼は、寡黙で謎に包まれてはいるが、島民からは絶大な信頼を得ていた。ところが、島の秘密は調査隊の知るところとなり、本国にも知られてしまった。島民たちを護るためネモ船長は「ノーチラス号」で敵艦隊に敢然と立ち向かって行く……。
争いを憎み、類い希な英知をもって地上の楽園を創り上げようとしたキャプテン・ネモの孤高の美学を、彼に思いを寄せる女性調査隊員とのロマンスを交えて描きます。(公式より)



ミュージカル・ファンタジーということですが、ファンタジーと名づければ、何でもありなのかなあと思ったり。

彩風さんの東京での初主演なので、チケットは激戦。
先行はすべて撃沈したので、発売初日に頑張って、何とかA席を一枚ゲット。
それ以降は、追加不能。
駄作といわれても、譲渡祭りはなかったですね。

やはり、彩風さんの魅力でしょうか。

雪組OGや月組の皆さんも観劇されたようですね。


以下、断片的な感想ですが、ネタバレします。

オープニングは、かっこよかったです。
深紅のドレスの群舞の中、白い衣装で登場する彩風さん。

ああ、こんなにかっこよかったかしら。
いつの間にか、二番手にふさわしい男役になっていたのですね。

高まる期待。

そして、彩みちるさん、華形ひかるさん、永久輝せあさんが椅子に縛られているシーンが出てきて、面白そうな気配。

しかし・・・だんだん退屈になってきて、一幕が長くて長くて、最後寝そうになった。
それより前に、一幕終わりかと思って、オペラグラスをしまって、立ち上がりそうになった。
まだ続くの??
一幕は、55分しかないというのに。

ちらほらと船をこいでる人いたよね。

彩みちるさんが、ヒロイン。
でも、非常に薄い恋愛感。

行方不明になっていた父親と再会したのに、怒ってビンタしちゃうのも、どうかと思う。

彩風さんの人物像がよくわからない。
無表情なことが多い?

ダンスはひたすらかっこいいし、フィナーレは最高でした💛
なので、こんなわけのわからない話じゃなくて、もう、いっそのこと、SONG&DANCEにしてしまえばよかったのにと思う。

せっかくの東京初主演なのに、ぷんすか!

しかも、先日、星組の「阿弖流為」が大評判だったじゃないですか。(私はチケとれず観てない。)
となると、月組の瑠璃色と雪組のネモが手抜きされたようで、ムカつきました。
いや、実際は、手抜きはしてないと思いますが・・・。
瑠璃色とネモに比べたら、花組の邪馬台国なんて、全然OKだと思いました。

とはいえ、転んでもただは起きない宝塚ファンの端くれ。
雪組の組子を愛でるという楽しみ方があるわけで、私の2時間はほぼそれでした。

彩風さんは、演じにくいネモ船長をよく演じていたと思います。
もう少し、ヒロインと愛を育むような描写があればなあ。
幕末太陽傳では、力の抜けた演技に感心しましたが、今度は、イケメン金髪長身のヒーローで、少女漫画みたいで、役の幅の広さを感じさせます。

ああ、だからこそ、もったいないのです。
こんなにも成長した彩風さんが、意味不明の作品に主演とは。

マトカという島が理想の天国なのかもしれませんが、ここをロシア軍から守るために、ノーチラス号を自ら撃沈させるというのは、あまりにも無能では?
まあ、戦争というのは、そういうことの繰り返しだから、時代的に仕方ないのかもしれませんが、だったら、ネモ船長一人だけ死ぬのは、ダメなのか。
ネモ船長を慕い、一緒に行動したいと思い、航海士全員もついてくる。
汝鳥 伶さん演じる博士もついてきて、こっそりレティシアもついてきて、愛する人と死にたいみたいなことを言い出す。

はあ?
それを受け入れるネモ船長って、どうなの?
レティシアの気持ちはわかるけど、それで、全員死亡で終わりって、あまりにひどい。

例えば、もう少し時間的な猶予があって、ネモ船長とレティシアが愛を育み、結ばれて、レティシアは、お腹の子とマトカ島に残るとかだったら、まだしも。

絶対的な統率力と信頼を得ていたネモ船長のあとを任されるイギリス軍人のラヴロック少佐(朝美 絢さん)も、困るよね?

マトカに残された人には、圧倒的に女性が多くて、男性が足りなくて、これから、また危険が迫ったら、誰が戦うのか、誰が守ってくれるのか、不安で一杯。
そして、子孫を残すために頑張らねばならないのか、残った男性は(涙)。

ほかに、ジョイス博士(華形ひかるさん)や新聞記者(永久輝せあさん)が残るわけだけど。
永久輝せあさんなんて、実はスパイで、この結末の原因を作った人だよ?
許されたとはいえ、恨みが再燃しないとも限らないしなあ。

私は、これからのマトカが不安で仕方なかった。

いや~、雪組の皆さん、ほんとお疲れ様でしたと言いたいですね。

専科の汝鳥 伶さんと華形 ひかるさんの無駄遣い。
華形さんは、落ち着いたインテリが似合いますが、出番少なかったです。

そして、私の萌えポイントは、ネモ船長を囲むイケメン航海士軍団です。
これだけは、評価します。

久城 あすさん、 真地 佑果さん、諏訪 さきさん、 眞ノ宮 るいさん、 縣 千さん、彩海 せらさん。

ストーリーはどうでもよくなって、ひたすらオペラグラスで観てました。
特に、 眞ノ宮 るいさんと彩海 せらさんが、美しくて、目が離せないです。
ほかの組の下級生もたぶんかっこいい人がいると思いますが、雪組ばかり観ているので、すぐイケメン見つけちゃいます!

フィナーレ群舞のとき、大好きな永久輝せあさんを観てると、横に、彩海せらさんがいることがあり、眼福でした。

その美しき雪組にやってきた美形は、朝美 絢さん!
軍服がお似合いで、すっと出てきたとき、横顔が月城かなとさんに見えて、どきっとしました。
よく見たら、朝美さんでした。
お堅い役柄で、冷静で静かな感じが素敵でした。
痩せすぎているのか、軍服を脱いだあとの衣装が、ゆるすぎな気がしました。(島民の服を借りたという意味でわざとなのでしょうか?)
歌のソロもあって、目立つ役柄でした。

永久輝せあさんは、軽薄でおしゃべりな能天気な新聞記者を装いながら、実はロシアのスパイでした。
表と裏の顔の切り替えがよかったです。

ネモ船長を刺すヴェロニカは、 野々花 ひまりさん。
印象に残ります。

インドの女王様は、潤 花さんで、こちらもかわいかったです。

マトカ連呼の歌とか、いきなり「ら・ら・ら~ら」と言いだすとか、失笑するシーンも多かったです。
ちなみに、らららの連呼は、モールス信号でした。

終わってみると、マトカとらららばかりが思いだされる中身の薄い話でした。

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