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偏愛的独白

宝塚歌劇花組公演『雪華抄/金色の砂漠』2回目その1

1回目の感想は、⇒こちら

2回目は、友人をエスコートしました。

彼女は、20年以上前に、一度だけ宝塚歌劇を観たことがあったそうですが、演目も忘れてしまったし、楽しめなかったそうです。
これまでも、何度か誘おうと思ったのですが、エリザなどは希望日にチケットがとれず、断念していました。

座席は、友の会で当選したお席で、2階4列センターブロックです。
もっと舞台に近いお席で観てほしかったけど、センターなので、全体を観ることができました。

まずは、日本物のショーですが、新年の演目にふさわしく、おめでたく、華やかで、とても気に入ってもらえました。
トップコンビくらいしか判別できなかったようですが、飽きることなく、楽しんでくれたようです。

続いて、お芝居ですが、そちらも、「悲しいけれど面白かった」と絶賛。
演出も音楽も衣装も、ハイレベルで、出演者も綺麗でかわいくスタイルがよく、歌も踊りもうまいとかなり感動してました。

お芝居が悲しい話なので、どうかなあ?と心配だったのですが、起伏のあるストーリーが、退屈にならず、かえってよかったのかもしれませんね。

宝塚というジャンルに対して、最初から偏見を持ったり、一度観ても相性が悪くて挫折したり、ハードルが高いと敬遠したりする向きもあると思いますが、足を運ぶ価値はあると思っています。
ただ、お決まりのパターン、ルールみたいなものがあるので、それに慣れるまでは、普通のミュージカルと違う!と思ってしまいますが、突っ込みながら通うと楽しくなります。

彼女は、宝塚が進化したのか、自分が年を重ねて成長したのかわからないけれど、とにかく楽しい観劇だったと話してました。

また機会があれば、誘いたいと思います。

さて、お芝居について、語りたいと思います。
観劇したのが、一月初めですから、かなりたつのですが、いまだに、テーマ曲覚えていて、口ずさんでしまうんですよ。
悲しいけど、どこか懐かしいメロディで、口ずさむと同時に、砂漠の中の二人(明日海さんと花乃さん)の姿が浮かんできて、胸が苦しくなるのです。

本当によくできたストーリーでした。
完成度が高いというより、いろんな人物、いろんなシーンを思い出しては、あれこれ考えてしまう味わいのある話なんですよ。
幾重にも伏線が張り巡らされたような。
あのとき、ああしていれば、どうなっていたのかとか、二人が幸せになる道はあったのかとかね。

更には、花乃さん演じるタルハーミネの子供って、実は、夫(柚香)じゃなくて、ギィ(明日海)の子なんじゃないの?とか。
ってことは、その子が大きくなってからの続編もできるんじゃないの?とか、妄想がとまりませんw

人間関係から書きますと、第一王女タルハーミネ(花乃)の奴隷が、ギィ(明日海)。第二王女ビルマーヤ(桜咲)の奴隷が、 ジャー(芹香) 、第三王女シャラデハ(音)の奴隷がプリー(瀬戸)です。

国王ジャハンギールが鳳月さんで、王妃アムダリヤが仙名さんです。
仙名さんは、王女たちの継母です。ジャハンギールが滅ぼした前の王から奪ったのでした。
死のうとしたのですが、子供たちを生かす代わりに、無理やり王妃にさせられたのでした。

英真さんは、王妃の奴隷です。

王女の求婚者が3人。
テオドロス(柚香) は、第一王女に、ゴラーズ(天真)は、第二王女に、ソナイル(冴月)は、第三王女に、それぞれ求婚しています。

いやーもう、この設定考えただけで、上田久美子先生の勝利ですw

そして、話題になった?シーンですが、花乃タルハーミネが、馬車から降りるときに、四つん這いになった明日海ギィを踏みつけるのです。

といっても、さっと乗ってすぐ降りましたけど。
私は全く気になりませんでしたが、驚いたファンは多かったようです。
私は逆に、敢えてこういう演出にしたんじゃないかと思いました。
たとえ批判されても。

勝手な想像ですが、もし、このコンビに不穏な空気が流れていたら、この演出はあり得なかったと思うのです。
二人の信頼関係があってこそだったんじゃないかと。
宝塚のトップオブトップの明日海さんだからこそできたと。

でもって、さっきは、踏み台にしていたのに、そのあとは、ギィのすねた態度にお仕置きするかのように「そのまんまいなさい」とか、タルハーミネはやりたい放題。

でも、王女さまってこういうものなのね。
もちろん、非の打ち所がない王女もいいけれど、今回は、わがままで誇り高い王女がいい。

そして、こじらせ度満点の明日海ギィ!

この二人の子ども時代も、明日海さんと花乃さんが演じているのですが、とってもかわいいのです。
二人とも、演技うまいですよね。
「星逢一夜」のときも、子ども時代を早霧さんたちが演じまして、とてもよかったのですが、こちらも、すごくいい。

王妃の歌に出てくる黄金の砂漠に行きたくて、飛び出したタルハーミネを追っていくギィ。
無理やり引き返そうとして、言うことを聞かないタルハーミネを叩いて怪我させてしまうギィ。

城に戻った時、その傷のせいで、ギィが死刑になりそうだったので、ギィをかばい、教師のせいにしてしまうタルハーミネ。

優しい心がありながらも、残酷なことをしてしまう子ども時代。
そして、その教師が罰せられ、のちに、二人の運命にかかわってくるんですよ~。

ギィをかばったタルハーミネなんだけど、それでも、気位高すぎて、「私と同じ傷をつけてやる」って、ギィに傷をつけてました。

タルハーミネにもギィにも、あまり感情移入はしませんでした。
むしろ、面倒臭い人たちだという印象ですが、それでも、イライラドキドキしながら、物語を追ってしまいます。

そして、タルハーミネの求婚者のテオドロスを演じる柚香さんが、超絶かっこいいのです♥
もう、私だったら、テオドロスにするw

テオドロスは、割と普通の感覚の持ち主で、奴隷を踏み台にした行為を野蛮と言い、異性の奴隷が同じ部屋で寝ることに異議を唱えます。

タルハーミネは、奴隷は土や砂と同じだから、気にならないと言う。

でも、ギィを欲したテオドロスに対して、特別な奴隷だから、ダメと断るんですよね~。

そういうやりとりの横で、ギィが、不機嫌な顔でいるという。

もう、体がかゆくなってきます(笑)。

そして、タルハーミネに膝枕をしてもらうテオドロスのシーンがまた、美しい。
花乃さんと柚香さん、お似合いなんだよなあ。

結婚したら、奴隷はおかず、二人でいるのが普通と言うテオドロス。
全く同意しないタルハーミネ。

テオドロスがいなくなったあとで、そばに控えていたギィは、結婚したら、自分を遠ざけてほしいと申し出る。
「奴隷が主人に恋をしていたらどうするんですか?」とか聞いちゃうんですよ。
赤面しちゃいますね。

ギィは、意外と積極的なのね。

そして、タルハーミネに、そういうことを言うのは許さないみたいに言われる。
タルハーミネは、テオドロスの求婚を受けいれる。

そして、婚礼の前日、とうとう、ギィがタルハーミネに迫ります><

「愛してないなら、人を呼べ。そしたら、俺は殺される。」みたいに叫びながら、タルハーミネを押し倒すギィなのでした。

あー、なんか、王道です。
少女漫画王道ですわ。

そして、一夜をともにしたあとで、タルハーミネが「私は奴隷の妻になる!」って叫びます。

いや、これ、文字にすると笑ってしまいますが、タルハーミネの精一杯の愛情表現なのかと思うと、納得できます。

二人で逃げる道を選ぶが、見つかってしまいます。
なんと、かつて王女が貶めた教師が、復讐の為に、密告したのです。

王女に死刑を言い渡す王。

テオドロスが命乞いをする。そして、タルハーミネに対して、「ギィに死刑を言い渡す」ように言う。それしか道はないと。

ここがまたいろいろと考えさせられますよね。
自分が死ぬ道が一番楽なのかもしれないけど、誇りを守るためには・・・?

タルハーミネは、ギィを裏切ってしまいます。
無理やり奪われたと。

そして、地下牢に連れて行かれるギィ。

タルハーミネ、それはないわ;;と思う一方で、王女というもは、そうなのかしら?とも思う。
裏切られたギィがかわいそうでかわいそうで。

だけど、このあと、また波乱の展開が!

書いていたら、長くなったので、いったん切ります。

ほかの出演者のことも、書きたいのに、全然終わらないんですけどw
(つづく)

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