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偏愛的独白

宝塚歌劇花組公演『雪華抄/金色の砂漠』1回目

宝塚舞踊詩
『雪華抄(せっかしょう)』
作・演出/原田 諒

トラジェディ・アラベスク
『金色(こんじき)の砂漠』
作・演出/上田 久美子

2017年1月2日~2月5日
東京宝塚劇場

主な配役
ギィ【第一王女タルハーミネの奴隷】 明日海 りお
タルハーミネ【イスファン国の第一王女】 花乃 まりあ
ジャー【イスファン国の奴隷】 芹香 斗亜
奴隷 ピピ 英真 なおき
教師 ナルギス 高翔 みず希
賊の女 ラクメ 花野 じゅりあ
大臣 マヌーチェフル 夕霧 らい
女官長 メグナ 芽吹 幸奈
女官 ウルミラ 梅咲 衣舞
奴隷 プリー 瀬戸 かずや
求婚者 ソナイル 冴月 瑠那
後宮の女 シパーシャ 白姫 あかり
奴隷 ルババ 鞠花 ゆめ
求婚者 ゴラーズ 天真 みちる
王 ジャハンギール 鳳月 杏
後宮の女 ナージャ 菜那 くらら
第二王女 ビルマーヤ 桜咲 彩花
兵士 グルターズ 航琉 ひびき
女官 ミルザ 美花 梨乃
賊の男 ミトゥン 舞月 なぎさ
王妃 アムダリヤ 仙名 彩世
賊の男 サルム 和海 しょう
後宮の女 カリシュマ 華雅 りりか
兵士 ムムターズ 羽立 光来
女官 ニキヤ 新菜 かほ
賊の男 イード 冴華 りおな
女官 サハナ 紗愛 せいら
賊の男 ザール 水美 舞斗
求婚者 テオドロス 柚香 光
女官 マードリ 真鳳 つぐみ
砂の女 乙羽 映見
賊の男 ラージ 優波 慧
砂の女 朝月 希和
砂の女 更紗 那知
後宮の女 シュリヤ 城妃 美伶
後宮の女 ハディーシャ 春妃 うらら
女官 リーラ 雛 リリカ
テオドロスの侍従 イリアス 綺城 ひか理
ジャハンギール[回想] 飛龍 つかさ
後宮の女 マニーシャ 茉玲 さや那
第三王女 シャラデハ 音 くり寿
アムダリヤ[回想] 華 優希

2017年の初観劇は、この作品でした。
1月の後半は、フランケンシュタインとロミジュリで埋まったので、新年早々しか予定があいてなかったのです。

ロビーには、新春らしいお花が飾られていました。

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今回は、ショーが先で、お芝居があとです。
ショーが45分、休憩35分、お芝居105分という配分です。

この公演で、娘役トップの花乃まりあさんが退団します。

私は、彼女の歌や演技、顔立ちが好きだったので、とても残念です。
疲れちゃったのかなあ。
いろいろ叩きたい気持ちもわかりますが、何だかかわいそうになって、つい応援したくなったのかもしれません。
舞台上では、いいものを見せてくれましたしね。
卒業してから、素晴らしい未来が開けますように祈っております。

そんな思いで観ておりましたので、花乃さんの登場シーンでは、目がウルウルしました。

ショーは、日本物のショーでしたので、観る前は、期待してなかったのですが、幕が上がったら、「さすが宝塚!あっぱれ!」と言いたくなりました。
新春にふさわしい華やかなショーで、宝塚歌劇の素晴らしさを再認識しました。
ファッションデザイナー丸山敬太さんが、衣装デザイン・監修を手掛けたようで、そちらにも注目。

「新源氏物語」を観られなかったので、花組の日本物は新鮮です。
皆さん、お着物が似合ってますし、所作もきれいですね。

席が、1階4列端だったのですが、銀橋の端っこまで、ずら~っと並んでくれましたので、近くの組子さんをがん見しました!
初々しくて、きれいです!

専科から松本悠里さんが出演されていて、踊りのことはよくわからない私ですが、風情のある踊りを見せていただきました。

鷹と鷲の対決?のようなシーンは、男役さんが美しすぎて、ぼーっとしてしまいました。
明日海さん、柚香さんはもちろんですが、若手の方もきれいで、あとで調べたら、 帆純まひろさんと聖乃あすかさんじゃないかと思います。
このお二人は、「仮面のロマネスク」でも光っていました。

明日海さんの安珍と花乃さんの清姫も、とてもよかったです。このまま、お芝居にしてもいいくらいで。

時間的には短いショーですが、引き締まっていて、よかったと思いました。

音楽は、純和風というよりも、現代的な感じがしました。

残念だったのは、芹香さんのメイクが、あまり似合ってなかったこと。
優しい顔立ちなのに、きつい感じで、別人かと思いました。

続いてお芝居。

昔々、いつかの時代のどこかの国。砂漠の真ん中にあるその王国の王女は、“ギィ”という名の奴隷を持っていた——。

自分がどこから来たのかも知らず、王女タルハーミネの奴隷として育てられた少年、ギィ。常に王女に付き従って世話をする彼は、長じるにつれ、美しく傲慢な王女に心惹かれるようになる。ギィを憎からず思うタルハーミネではあったが、王女の立場と何より彼女自身の矜りが、奴隷を愛することを許さない。タルハーミネはわざと高圧的な態度でギィを虐げる。奴隷でありながら矜り高いギィは、そんな王女を恋の前に屈服させたいと激しい思いを募らせる。
ギィの怒りにも似た愛は、やがて報復の嵐となってタルハーミネと王国を呑み込んでゆく——。
架空の古代世界を舞台に描き出される、愛と憎しみの壮絶なアラベスク。 公式より。 



雪組の「星逢一夜」で、素晴らしい才能を見せてくださった上田久美子さんの作品です。
期待大です!

悲しいお話なのですが、宛書きしただけに、みなさんぴったりの配役で、さすが宝塚、さすが上田先生という感じでした。
そして、音楽がまたいいんですよ~。
青木朝子先生の楽曲が、一度聴いただけで、心に沁みこみます。
終演後、頭の中で、繰り返し歌ってしまいました。

ミーマイの明日海さんと花乃さんがすごく気にいった私ですが、ちょっと知り合った宝塚ファンの方に、明日海さんは、こじらせ男子がお似合いなのよと教えていただきました。

確かに、「仮面のロマネスク」でも、「金色の砂漠」でも、かなりのこじらせ度ですw

正統派男役として、王道を突き進んでいる明日海さんですが、意外や意外、こじらせ系だったんですね。
そう思って観ると、何もかもが腑に落ちます(笑)。

最初から最後まで、おとぎ話のような、ありえない設定です。
生まれた時から異性の奴隷がつくなんておかしい、同性をつければいいじゃんと思ったら、このお話は楽しめません。

ファンタジーというか、少女漫画っぽいのです。

それこそ、昔読んだ『王家の紋章』や『海のオーロラ』を思い出しました。

あり得ない世界、非現実の中に、人生を織り込むのが宝塚なんですよね。
その中で、観客をかなり納得させてくれる脚本を書くのが、上田久美子さんだと思っています。
好き嫌いは分かれるでしょうね。

私は、大好きですし、この作品は、明日海さん、花乃さんの代表作になると思います。
いい役に巡り合えて、本当によかったですね。

エトワールは、花乃さんでした。
惜しみない拍手を送りました。

爽やかな笑顔を見て、ほっとしました。

2回目の観劇は、宝塚をほとんど初めて観る友人をエスコートしました。
果たして気にいってもらえたでしょうか。

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