偏愛的独白

宝塚歌劇星組『桜華に舞え』―SAMURAI The FINAL― /『ロマンス!! (Romance)』

2016年10月21日~11月20日
東京宝塚劇場

グランステージ
『桜華に舞え』
-SAMURAI The FINAL-

作・演出/齋藤 吉正

ロマンチック・レビュー
『ロマンス!!(Romance)』

作・演出/岡田 敬二

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主な配役
桐野利秋【通称:中村半次郎。薩摩藩の貧しい城下士。類稀な剣の才能を持つ】 北翔 海莉
大谷吹優【薙刀を手に勇敢に官軍と渡り合う。会津藩の武家娘】 妃海 風
衣波隼太郎【中村半次郎の親友。薩摩藩の貧しい郷士】 紅 ゆずる
大久保利通【通称:一蔵。薩摩藩士。内務卿】 夏美 よう
西郷隆盛【通称:吉之介。薩摩藩士。近衛都督。陸軍大将】 美城 れん
大給夫人【大給恒の妻】 万里 柚美
大谷隆俊【大谷吹優の父】/岩倉具視【右大臣】 美稀 千種
山縣有朋【陸軍卿】 壱城 あずさ
川路利良【薩摩藩の郷士。大警視】 七海 ひろき
高木兼寛【薩摩藩士。海軍軍医】 如月 蓮
別府ユキ【別府晋介と別府九郎の母】 白妙 なつ
篠原国幹【薩摩藩士。陸軍少将】 天寿 光希
衣波タカ【衣波隼太郎の姉】 音波 みのり
大給恒【元幕臣。政府高官】 大輝 真琴
三村加代【博愛社看護隊部隊長】 愛水 せれ奈
ウィリアム・ウィリス【イギリス人医師】 輝咲 玲央
泰三【タカの夫】 瀬稀 ゆりと
竹下チカ【竹下ヒサの母】 紫月 音寧
中村スガ【桐野利秋の母】 夢妃 杏瑠
村田新八【薩摩藩士。政府高官】 夏樹 れい
大山巌【通称:弥助。薩摩藩士で西郷の従兄弟。陸軍将校】 十碧 れいや
桐【東京の街娼】 空乃 みゆ
犬養毅【通称:仙次郎。郵便報知新聞記者】 麻央 侑希
池上四郎【薩摩藩士】 漣 レイラ
八木永輝【会津藩士】 礼 真琴
野村忍介【薩摩藩士】 ひろ香 祐
小紫【東京の街娼】 紫 りら
別府晋介【薩摩藩士。陸軍少佐】 瀬央 ゆりあ
中原尚雄【薩摩藩士。警視隊の密偵】 音咲 いつき
竹下ヒサ【薩摩藩の郷の娘】 綺咲 愛里
辺見十郎太【薩摩藩士。陸軍大尉】 紫藤 りゅう
夕夏【東京の街娼】 白鳥 ゆりや
アオサギ【鹿児島の鳥】 白鳥 ゆりや
中村半左衛門【桐野利秋の弟】 拓斗 れい
田中文五郎【山縣有朋の副官】 朝水 りょう
桂久武【薩摩藩士】 桃堂 純
中村貞【桐野利秋の妹】 華鳥 礼良
別府九郎【薩摩藩士。別府晋介の兄】 彩葉 玲央
三上卓【「昭和維新」を謳う海軍士官】/須田良治【衣波隼太郎の部下】 綾 凰華
沙保里【東京の街娼】 澪乃 桜季
愛奈姫【会津藩の姫】 真彩 希帆
松平容保【会津藩主】 天華 えま
三郎【鹿児島の少年】 美都 くらら
西郷小兵衛【西郷隆盛の末弟】 天路 そら
太郎【孤児】 小桜 ほのか
幸太郎【泰三とタカの息子】 天彩 峰里

幕末の動乱期に雄大な桜島がそびえる薩摩藩の貧しい城下士の家に生まれ、人並みはずれた度胸と剣の腕で、明治維新の立役者の一人ともなった桐野利秋。明治新政府では陸軍少将に任じられながらも、敬愛する西郷隆盛と共に下野し、“避けられぬ宿命”西南戦争へと身を投じて行く。彼が命を賭けて守り抜こうとしたものは果たして何だったのか……。会津藩との戦いの最中に出会った娘との恋や、苦楽を共にしてきた薩摩兵児達との友情、そして対立を交え、“真心”を持ち、己の“義”に真っ直ぐに生きた最後の侍の生き様を描き出します。公式より



星組トップスター 北翔海莉さんと娘トップ妃海風さんの退団公演です。
宝塚友の会に入会して一年、初めてチケットが当たりました(≧▽≦)。

2階5列サイドブロックです。

この日は、宝塚友の会と三井住友カードの共同貸切ということで、開演前に組長さんから、終演後に北翔さんから、ご挨拶がありました。
サイン色紙等の抽選はもちろん、ハズレました><

指揮者が、お芝居、レビューともに塩田さんでした。

退団公演は、駄作が多いということは、さすがの私も学習しましたけど、今回も、例に漏れず・・・。
ファンの方は、満足されたのでしょうか?
何だか、北翔さんには、もっといい作品に主演してほしかったとつくづく思いました。
スカピンやファントムは、北翔さんでも観たかったです。あるいは、グランドホテルのオットー役とか。

そもそも、桐野利秋って誰やねん?って思いまして、歴史好きの友人に聞いたら、「人斬り半次郎ね」との答え。
無知な私が恥ずかしいのですが、明治のことは、ほとんど勉強してないので、ほんとわかりませんw

まっすぐな心で義に生きた人物というところが、北翔さんと重なったのでしょうか。
題材的には悪くないとは思いますが、足早に説明を聞いているうちに終わってしまいました。

北翔さんが歌うときだけは、気持ちよく聞いていたのですが。
また、妃海風さんの歌声もきれいで、心地よかったです。

この二人の恋愛要素が薄くて、絡みが少ないのは残念でした。

それと、鹿児島弁が使われると、よくわからない部分がありました。ニュアンスではわかりますが。

専科の美城れんさんが西郷隆盛を演じていて、とても存在感がありました。
美城さんと北翔さんのお芝居、すごくよかったです。
美城さんも、この公演で退団です。
ジェンヌにしては、恰幅がよすぎるかなと思っていましたが、貫禄のある役柄がお似合いで、歌も上手だっただけに、残念です。

前回の公演もそうだったのですが、私の好きな七海ひろきさんの役付きが、気になってしまいました。
出番少ないです。
印象も薄い役です。
出てくるたびに、複雑な思いになりました。

そして、目を見張る活躍なのが、礼真琴さん。
るろ剣に出てきそうなとがった侍で、メイクもうまくなって、キリリとした表情になっていました。
これまで観てきた礼さんとは違って、男臭さを初めて感じました。
スカピンで、ショーヴランを演じる礼さんには、歌唱力しか期待してなかったのは、愚かでした。
梅芸版の石井さんに匹敵するようなゾクゾクするような演技をしてくれそうな気がします。

次期トップの紅ゆずるさんは、主人公と同郷で親友でありながら、最後、敵味方となって戦わねばならないつらい役柄です。
故郷に帰ったとき、姉たちに追いかえされるシーンがかわいそうでした。

限られた時間で、歴史上の人物を描くのは、難しいですね。原作があればよかったかもしれません。
お芝居を観た後で、桐野利秋のことを少し調べましたが、今回のお芝居では、人物像を描き切れてなかった気がします。
それでも、ラスト、静かな感動を覚えたのは、ひとえに、北翔さんの力なのでしょう。

ショーは、文字通りロマンティックでした。
色使いも、パステルカラーの。
ふわふわした感じ。

お芝居に比べて、七海さんの出番が多かったし、4番手だけど、銀橋わたっているし、まあ満足でした。

それと、女装もあったんですよ。

北翔さんと女装した礼さんが踊り、紅さんと女装した七海さんが踊るんです。
七海さんの女装、きれいでした。
礼さんは、意外と男っぽさが抜け切れてませんでした。

ロックンロールの場面は、北翔さんが昭和すぎました><
以前宙組で観たショーの北翔さんが素敵だったので、ああいう大人っぽい北翔さんのほうが好きですね。

とにかく舞台が遠くて、オペラグラスで七海さんばかり観ていたら、ほかの若手を全くチェックできなかったのは、不覚でした。
黒燕尾も、もっと全体を観ればよかったです。

まだまだ公演は続きますが、北翔さん、妃海さんが退団後も活躍されることをお祈りしております。

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