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偏愛的独白

スーベニア~騒音の歌姫~

東京公演
2016年2月19日~3月6日
シアターコクーン

原作:ステファン・テンパリー著「フローレンス・フォスター・ジェンキンスの人生の物語」より
ライン・プロデューサー:トシ・カプチーノ(NY在住演劇評論家)
上演台本・作詞・映像:ヨリコ ジュン
演出:モトイキシゲキ
作曲:和田俊輔
音楽監督:大塚 茜

主催・製作:スーベニア」公演実行委員会
制作協力:クオーレ、プロデュースNOTE

出演
フローレンス・フォスター・ジェンキンス:三田佳子
ホフマン・デューク:京本大我(SixTONES)
ミーシャ・キンスキー:菊地美香
モリース・ギル・タイラー:池田 努
ジャニス・シンプソン:星奈優里
コスメ・マクムーン:オレノグラフィティ(劇団鹿殺し)

≪ストーリーソングス・テラー≫

フローレンス・フォスター・ジェンキンスと同じく、
人生の喜び、夢を音楽に託しているシンガーがゲストとして登場!
各回、公演のプロローグで「あの名曲」を披露し、公演を彩ります!!



私の回は、木根尚登さん。

≪ナビゲーター≫
各回替わりでの出演
黒田こらん/田村雄一/原 慎一郎
私の回は、田村雄一さん。

S席8900円
コクーンシート7900円

上演時間:第一幕80分 休憩20分 第二幕75分


今から、百年も前のこと、46歳にして子供の頃から夢見た歌い手としての人生に目覚めた歌姫、フローレンス・フォスター・ジェンキンス(三田佳子)。歌とダンスが大好きでプロ並みの腕前を持っているが、夢に挫折し浄水器のセールスマンとして、ジェンキンスのもとをおとずれたホフマン・デューク(京本大我)はひょんなことから彼女のマネージャーとなる。ジェンキンスの甥モリース・ギル・タイラー(池田努)は、友人でピアニストのコスメ・マクムーン(オレノグラフィティ)を紹介し、ジェンキンスの伴奏者となることに。衣装係のミーシャ・キンスキー(菊地美香)やソプラノ歌手ジャニス・シンプソン(星奈優里)らまわりの人々は、“音痴の歌姫”に戸惑いながらも、ジェンキンスの音楽への情熱に虜になり、惹きつけられていく。



「エリザベート」のルドルフ役でしか知らない京本大我くん。
この舞台でキラキラしてるというコメントをいただき、チケットゲット。
短い公演期間なので、行ける日が、一日しかなかった><

座席は、1階D列センター。

ミュージカルではなくて、歌とダンスもあるけど、お芝居中心の音楽劇。
冒頭で、ストーリーソングス・テラーの木根尚登さんがカジュアルな格好で、ふら~と登場。
ご自身が、何度も(100回以上)オーディションに落ちた話などをしてから、「見上げてごらん夜の星を」を歌う。
これは、毎回、ゲストが歌っているようですが、この歌、意外と難しい。
あまりうまく聞こえない。

そして、次は、TMを結成した後、この曲が評価されて、自信がついたという曲を、ピアノを弾きながら歌ってくれた。
「Time Passed Me By」
聞き覚えのない曲だけど、ピアノとともに、素敵だった。

そのあとで、ストーリーが始まる。

ストーリーソングス・テラーという日替わりゲストを迎えたせいもあり、やや上演時間が長いなあと思った。
上演台本のヨリコジュンさんは、どこかで聞いたと思ったら、舞台版「銀英伝」の方だった。

題材はとても面白いので、もう少し、テンポよく話を進めて短くまとめたほうが、よかったと思う。

面白いとは言え、やはり、音痴の歌は、耳に厳しかった><

でも、歌は心であり、技巧で伝えるものではない。
音符通りに声量大で歌えばいいものじゃないということを、しみじみ感じ、静かな感動に包まれた。

ジェンキンスは、財力があったとはいえ、46歳でデビューし、76歳でカーネギーホールでリサイタル開催!
まるで奇跡。
本来なら勘違い女で終わるところを、彼女の情熱や人間的な魅力が、このような成功を導いたのだろう。
そう思うと、やりたいことがあったら、才能や年齢にかかわらず、時には突き進む冒険心も必要なんだなと思った。
私もまだまだ頑張らなくてはと励まされた。

彼女のすばらしいところは、最初は、戸惑っていた周囲を、いつの間にか虜にしてしまい、最終的には周りの人もみんな幸せになるところだ。
周囲の人間の戸惑いと葛藤(特にピアニスト)もよく描けていた。

主演の三田さんの音痴の歌と、ほかの皆さんのうまい歌が交互にやってくる感じで、かなり耳には堪えるかも><
リサイタルシーンは、最初は、三田さんの映像を使い、最後のカーネギーホールは、実際に三田さんが、いろんな衣装をとっかえひっかえ出てきて、本当のソロコンサートのようだった。


以下、キャスト感想。

フローレンス・フォスター・ジェンキンス:三田佳子
この役を引き受けることは迷ったみたいです。
かつて歌を出したこともあったんですね。
演技は、うまかったですが、歌は、わざと音痴にしてあるので、つらかった。
ただ、ずっと音痴で聞いていたので、最後に、正しい音程で「アヴェ・マリア」を歌ったが、上手に聞こえず。
声が枯れているせいかもしれないけど。
わが道をゆく感じが出ていて、役柄には合っていた。

ホフマン・デューク:京本大我(SixTONES)
京本くんが、SixTONESというグループだと初めて知った。
デュークが、浄水器の営業に来て、いきなりマネージャーにスカウトされて転職してしまう展開には驚いた。
彼が歌もダンスもうまいが挫折して・・・という過去の部分を描いてくれてもよかったのに。
ジェンキンスからは、「マエストロ」と呼ばれたりして、終始、若くてキラキラ&ふわふわしていた。
途中で、スーツ姿で、菊池美香さんと踊るシーンがあって、二人で「ミー&マイガール」ができるじゃないか!と思った。
そして、何より、衝撃的だったのは、カーテンコールトークだった。
トークがあるなんて、知らなかった。
日によって違うみたいだけど、出演者がストーリーソングス・テラーを迎えてちょっとおしゃべりするみたい。
京本くんが出てきて、「本日はありがとうございました。ここからはたくさんネジが外れている僕と、おトークの時間です」って!
耳を疑いました。
ネジが外れているなんて、にこやかに言う京本くんがかわいすぎるw
木根さんと京本くんのお父さんが交流があることを知り驚いていました。
お父さんはまだ来てないようでした。
木根さんの話を受けて、京本くんが、「僕も少し作詞作曲をやるんですけど」と言ったら、すかさず、木根さんが「ユニット組もう!お父さんもいれて」と言ったのが笑えました。
ほんとにそんなユニットができたら、素敵ですね。
ないとは思いますが、「エリザベート」でも、出演者トークショーがあったらいいのなあと思いました。
そのときは、城田トートとWルドルフでお願いします(笑)。(ぐだぐだになりそうw)
そういえば、木根さんは、京本くんの初舞台だと思っていたみたいで、ジャニーズ以外の外部の一作目がエリザとは知らなかったみたいです。

ミーシャ・キンスキー:菊地美香
かわいい~。
歌うま~。
透き通る声に癒されました。
昨年の「タイタニック」では、出番も少なくて、印象が薄かったですが、今回は、歌では主役でした。
もっと活躍してほしい女優さんの一人です。

モリース・ギル・タイラー:池田 努
背が高くかっこいい。
どこかで見たような気がしたが、石原プロの人だったのね。
演技もよかった。
伯母であるジェンキンスを見つめる目が優しかった。
舞台映えすると思うので、これからも出てほしい。

ジャニス・シンプソン:星奈優里
最初は、ジェンキンスを音痴のくせに人気があると嫉妬する。
レコードを出すように勧めたのも、意地悪から。
しかし、だんだんジェンキンスに惹かれていき、最後は理解者となる。
元宝塚の娘トップということは知っていましたが、生では初めて。
歌がとてもうまいですが、役柄的にメイクがきつく、マルシアさんみたいな感じになっていました。

コスメ・マクムーン:オレノグラフィティ(劇団鹿殺し)
劇団の方ということで、演技派なのだと思いますが、最初のほうでは、お笑い芸人のようにも見えてしまいました。
後半のほうがよかったです。


舞台とは違うストーリーのようですが、映画『偉大なるマルグリット』も無性に観たくなりました。

Comment

緋紗緒(ひさお) says... "Re: タイトルなし"
>マライヒ☆さま
お陰様で、思いがけず楽しい観劇となりました。
悩める繊細な青年が似合うと思っていた京本大我くんですが、笑顔が素敵だし、身のこなしも軽いので、コメディも合うんじゃないかと思って。
菊地美香さんが、以前コゼットを演じたので、マリウスもいいなあと思いましたが、マライヒ☆さんが既に書いてましたね~。
2016.03.09 01:14 | URL | #- [edit]
マライヒ☆ says... ""
私も大我くんはミー&マイガールに合っていると思います。
順調に伸びてほしい若手の一人です
2016.03.08 10:39 | URL | #- [edit]

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