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偏愛的独白

宝塚歌劇雪組公演『『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』8回目

8回目の観劇は、21列センターブロック。

オープニングの音楽と光だけで、胸がいっぱいになります。

ポスターにもなっている衣装の早霧せいなさんが登場。
この髪型と衣装が一番好きです。
凛々しさの中に、寂しさを感じるそのお顔立ち。

そして、水色の着物姿の咲妃みゆさんの登場。
愛らしい。

曲調が変わり、望海さんの登場。
そして、群舞。
日本物の群舞も、かっこいいですね。

早霧さんの歌。

上田久美子先生の歌詞と青木朝子先生のメロディ、これは名曲ですね。

青い星のような花に逢った
夜露に光る青い星
濡れた瞳が揺らめいて
青い炎を浮かべた
花は微かにおののいて
青い香りを零した
あなたに逢いたい この夜だけは
あなたに逢いたい この夜だけは
(以下略)

うーん、いいですね~。

子供時代は、トリデンテ3人の演技はもちろんいいのですが、鳳翔大さん、真那春人さん、彩風咲奈さんもそれぞれ特徴があって、好きです。
無邪気な子供時代の姿を見れば見るほど、その後の運命が重くのしかかり、つらいですね><

上田久美子先生の脚本がいいのは、セリフをとても大切にしているところです。
いいなあと思うセリフがたくさんあって。

勝手な想像ですけど、雪組メンバーに脚本を書いているとき、上田先生、楽しかったんじゃないでしょうか。
私が脚本家だったら、このメンバーのお芝居作るの、とっても楽しいと思うので。

早霧さんがトップになる前の雪組も割と好きだったけれど、壮さん、未涼さんが退団し、その後、夢乃さんも退団。
早霧さんのお披露目公演のルパンからは望海さんが花組から来たけれど、早霧さんと咲妃さんと望海さんが、こんなにも合う芝居をするとは想像できなかったです。
個人の能力が高くても合う合わないってあると思うので。

それを引き出す演出家の力もすごいとは思いますが、期待に応えるトリデンテも、素晴らしいです。

ほめ過ぎかもしれませんが、このお芝居、もう少し膨らませて、NHK時代劇でやっても通用すると思います。
そのときの晴興は・・・源太は・・・と妄想してしまいます(≧▽≦)。

出世した晴興が、星逢祭りの日に、泉と再会するシーンは、ロミジュリみたいですね。
何度観ても、新鮮な気持ちで、乙女心がくすぐられます。

「さっき会ったときは美しいと思った」

「からかわないでください」

そこで、また早霧さんの歌になるわけで。
「あなたに逢いたい~この夜だけは~」

二人の心模様をあらわす踊りが美しい。

抱き寄せて口づけをしようとする晴興に、「やめてください。あなたは徳川のお姫様と一緒になるんでしょ。わたし、源太のお嫁さんになるんよ」と言う泉。

メロドラマです(≧▽≦)。

源太のお嫁さんになるって聞いたときの晴興の愕然とした顔。

そして、源太と貴姫もあらわれて、踊る。

吉宗に引き立てられて、貴姫を妻とし、政を任される晴興に、泉と生きる道は・・・無理なんでしょうね。
晴興がもっと偉かったら、側室という手もあったかもしれないけれど、そういうことをしないのが晴興なんでしょうね。

源太が、晴興と泉をやりとりを聞いたときの表情がまたいい。
「俺はいいよ。泉はお前にやる。徳川の姫さんと結婚するのをやめて、こいつをもらってやってくれ」と土下座する源太の優しさがたまらず、涙を誘う。

源太に幸せにしてもらえと言って去る晴興の心の痛みが伝わってくる。

それが、運命。それが宿命なのだ。

吉宗の片腕として働く晴興だが、三日月藩で一揆の動きがあると知らされ、鎮めるように命令されるのであった。

源太に一揆をやめるように言う晴興。
政策を変えるように頼む源太。源太はここでも土下座する。

が、晴興は、立場上受け入れることはできない。
このときの早霧さんの「ならぬものはならぬ」というセリフが重々しく響く。

ここは、どちらがいいとか悪いとかではなくて、源太には源太の立場があり、晴興には晴興の立場があり、どうしようもないのだと思う。
だからこそ、悲しくて苦しい。

一揆が始まるが、農民たちに勝ち目はない模様。

鈴虫(晴興の養育係)の言葉がまた重い。

「これがあなたのお生まれになったお立場でございます」と。

一揆は鎮圧したものの、晴興は、農民を処罰しない代わりに、自分が罰を受けることを願い出る。
吉宗からくだされた裁定は、改易の上、陸奥に流し、永蟄居であった。

命は助かっても、死んだも同然の扱いなんでしょうが、晴興はそれを受け入れるしかないですよね。

そして、櫓の上での二人のシーンについてはまた次回に。

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