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偏愛的独白

『エリザベート』本公演15回目

今回のキャスト

エリザベート:花總まり
トート:井上芳雄
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生
ルドルフ:古川雄大
ゾフィー:剣幸
ルイジ・ルキーニ:尾上松也
少年ルドルフ:池田優斗

井上トートを観るのは、これがラストです。井上トートの楽チケットとれなかったので。

古川くん目当てでとったチケットだけど、なかなか、素敵なキャストが揃っています。
なんと、この組み合わせは、たった一度きりなんですね。

花總シシィと井上トートがしっくりくる上に、万里生フランツの熱い演技と古川ルドの美しさ、剣さんの威厳と松也さんの豪放さが、実にバランスよく、ストレスのない観劇となりました。

座席は、1階K列下手。

センターではないのですが、古川くんの顔がよく見えて、ラッキーでした。

花總シシィ
観れば観るほど、引き込まれて行きます。
花總シシィを観ると、私は、どれだけ蘭乃シシィに耐えながら観ていたんだろうと(涙)。
同じ作品とは思えない。

前回、カテコでの井上くんのポーズがかっこよくて、歓声が上がったと書きました。
トートが主役のようだと。
しかしながら、今回、同じことを井上くんがしても、そのあとに、静かにお辞儀をする花總さんを観ると、ああ、シシィが主役なんだと思えるのです。

花總シシィ相手だと、井上トートの演技が違って見えます。
ナルシストな部分を残しながらも、確実に、シシィを愛しています。
演技に、説得力があるのです。

対フランツにしても、別物です。

蘭乃シシィだと、ひたすらフランツがかわいそうで、肩入れしたくなりますが、花總シシィだと、違います。
フランツの心情もわかるけど、シシィがただの利己的でヒステリックな女性には見えません。
シシィなりの想いが透けて見えて、涙がこみ上げてきます。

参ったな・・・ここまで、花總シシィに自分が感情移入してしまうとは思いませんでした。

花總さんのすごいところは、特にファンでもない私の心をも、つかんでしまうことですね。
私はいまだに、朝海さんと涼風さんのシシィが大好きで、お金を払っても観たいと思うぐらい好きです。
でも、人に勧めたり、感情移入できるのは、花總さんです。
花總さんが運の強い人だと思うのは、トートに城田くんと井上くんが配役されたことです。
この組み合わせがなければ、奇跡的な舞台は実現しなかったでしょうね。

井上トート
期待していたトート像じゃなかったけれど、新たなトートに出会えた気がします。
やっぱり、井上くんは、王子様なのです。
細やかな演技を観るのが癖になり、スルメのような味わいがあります。
歌は絶品で、不調な日が全くないように思えました。

前にも書いたかもしれませんが、井上くんに「ファントム」をやってほしいなあと思ってます。
城田くんのファントムもよかったけれど、あの歌を井上くんの声で聴きたい。感動で昇天しちゃうかもw
それと、「ハムレット」の再演があったらいいなあと願っています。

フランツ・ヨーゼフ:田代万里生
CDには、第一幕しか残らないのよね。もったいない。
(蘭乃さんとの「夜のボート」はボーナストラックにあるけど。)
万里生くんの年を重ねた演技、好きなのに。
老けメイクは、正直いまいちだし、若さが垣間見えるのも事実。
ですが、皇帝の義務を貫く強さとシシィへのゆるぎない愛情を感じ、毎度涙を禁じえません。

古川ルドルフ
井上トートの見納めなので、この組み合わせもラストとなります。
気のせいか、井上トートと古川ルドのキスシーン、長い気がするw
城田トートだと野獣と王子様的な構図だけど、井上トートだと、どちらも王子様で、相似形。

剣ゾフィー
私はすっかり、剣さんのファンになってしまったみたい。
美しいゾフィー。
そして、ゾフィーの死では、涙が出てしまう。
彼女は国を、ハプスブルク家を、フランツを、本当に愛していたのだと感じる。

松也ルキーニ
高音部分を変えてからは、ストレスなく観られる。
豪快で下品な感じ。
お茶目なところ、毎度変わる小芝居が好き。
シシィが、鹿を追いかけるシーンで、一緒に追いかけてみたり、飛び跳ねてみたり。
そのほか、いろいろアンサンブルにちょっかい出しているんだけど、チェックしきれないよ~。
「キッチュ」での仕切りも、ノリノリすぎて、絵皿を落としてたw
憎らしい感じの演技もいい。
カテコで、剣さんとキッチュに合わせて手を挙げたりパンチしたりしてるのが、かわいくて注目してる。

はあ~、なんか、残りチケット数えて、がっくりしてます。
補助席抽選は、またハズレばかりです。

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