偏愛的独白

遙かなる時空の中で 舞一夜

ネオロマンス・ステージ『遙かなる時空の中で 舞一夜』

東京:2008.1.25-2.3 サンシャイン劇場
大阪:2008.2.13-2.16 新大阪メルパルクホール

原作:コーエー
コミック原作:水野十子
監修:ルビーパーティ
脚本:山田由香
脚色・演出:キタムラトシヒロ(Z団)
音楽:高梨康治/藤澤健至
テーマソング:歌 八葉
        プロデュース たいせい
キャスト:
はねゆり(元宮あかね)成松慶彦(源 頼久)中村誠治郎(森村天真)椎名鯛造(イノリ)
河野弘樹(流山詩紋)根本正勝(藤原鷹通)寿里(橘 友雅)長谷部恵介(永泉)
八戸 亮(安部泰明)木村啓介(多 季史)森林永理奈(藤姫)やまだまいこ(小天狗)ほか

『遥か』が舞台化されると聞いたときは、テニミュの真似だなと思った。
ただ、ミュージカルじゃなくて、ネオロマンス・ステージって(笑)。
寿里くんと根本くん以外は、全く知らない俳優さんたち。
つまらない舞台でも、とりあえず観てみようと思ってチケットをとる。
チケット、余り売れてなかったなあ(^^;)。
あとから、平日公演にいろんな特典つけていたけど。

入場時に、映画の『舞一夜』の上映フィルムをカットしたものをもらえる。
映画は見ていないので、ストーリーは知らないが、原作は知っているので、キャストの設定などはわかる。
会場は空席が多いが、『遥か』ファンが多い感じ。男性も結構いたけど、関係者なのかな。

グッズ売り場もすいている。パンフレットとブロマイドを購入。ブロマイドは、テニミュと違ってオフショットはなし。舞台衣装を着たもので、キャストごとではなく、天の八葉セット2種、地の八葉セット2種。
開演前、終演後の放送は、キャストが行っている。私のときは、天真と泰明。

期待しなかったのがよかったのかな。
休憩15分を含む2時間半。とっても楽しめた。
無理にミュージカルにせず、原作に忠実に舞台にしたのがよかったのかもしれない。
お金もかけていた。衣装も音楽も照明も安っぽくなく、いい感じだった。
オープニングは、映像でキャスト紹介。
メイン以外の脇役もちゃんと紹介されていた。

殺陣などのアクションもあるが、セリフのところはちゃんとしているので、聞き取れないことがなくて、しっかりとストーリーが把握できる。
役者も落ち着いている気がした。(何となくテニミュと比べちゃっている。)

メリハリをつけていて、飽きさせない脚本と演出だ。
緊迫した中にも、ユーモアを入れて、観客を和ませる。イノリが、お笑い担当みたい。

役者についても、原作のイメージをかなり大事にしてくれたみたいで、好印象。
あかね役のはねゆりさんのかわいらしいこと!ブリミュのルキアレベルのかわいさ。
演技も、切なさが伝わってきて、何度も泣きそうになった。
まさか、この舞台で泣かされようとは思わなかった。
藤姫も、もちろんかわいいし、更に小天狗の元気キャラがいい。

町の見回りと称して、頼久と天真が客席を歩き回る。通路席だったので、かなり近くに頼久役の成松慶彦さんがやってきて、背の高さに驚く。かっこいい!
天真は、好きな八葉を聞いて、「鷹通さん」と言われて、くそーっとつぶやいていた。
天真役の中村誠治郎さんは、生田斗真と城田優を思わせるイケメンで、一番原作キャラに近いイメージだった。
イノリ役の椎名鯛造さんは、元気一杯で、若々しい。
詩紋役の河野弘樹さんは、原作の子どもっぽさがなくて、私はこちらのほうがいい。
鷹通役の根本正勝くんも、眼鏡が似合っていて理知的な感じ。事務所のことが心配だったので、元気な姿が見られてほっとした。
寿里くんの友雅は、写真よりもずっといい。あの色気は出ないと思っていたが、セリフ回しに優雅さがあり、かなり健闘していたと思う。
永泉役の長谷部恵介さんが、一番似ていないと思ったが、演技は、永泉だった。
そして、泰明役の八戸亮さん。一見、メイクが変だと思ったけど、しゃべったら、なかなかいい。「問題ない」のセリフも素敵。
多 季史役の木村啓介さん。遠見が南圭介くんに見えた。イケメンだし、落ち着きもあって、舞う姿もさまになっていた。
あかねと季史のデュエットも、よかった。

脇をかためる怨霊たちも、演技派で、緊迫感とユーモアをバランスよく出している。

最後は、季史のソロのあとで、八葉全員で歌を歌う。キャストに導かれ、客席も手拍子。
客席に鷹通と泰明が降りてきて、通路席だったので、握手してもらう。
やはり、至近距離で見るキャストは、素敵だ。
反対側の通路席にも誰か降りていたはずだけど、そこまで気が回らず。

終演後、トークショーがあった。
座席は前に詰めていいと言われたけど、私は、そのままで。
司会は、演出のキタムラさん。八葉が椅子に座る。
大変だったことなどをそれぞれ話してもらう。
生の成松慶彦さんも、受け答えが真面目で、頼久みたいだった。
いろいろと盛り上げるのは、根本くん。さすがですね。会場の笑いをとっていた。
途中で、あかねと季史も客席後ろから登場。
客席からの質問は、「ほかの八葉だったら、何になりたい?」「(あかねに)八葉で一番誰が好き?」「差し入れでうれしいもの、苦手なもの」「年はいくつ?」など。
答えは、頼久になりたい人がやや多かった。
差し入れはどんなものでもうれしいという答えが多かった。根本くんは、ファッション系がいいと。八戸さんは、うまい棒でもチロルチョコでもって。
老けていると思っていた長谷部さんが19歳というので、会場がどよめく。
一番若いのは、はねゆりさんの18歳。
ほかは、意外と年齢が高かった。
最後に、会場から詩紋ファンを一人呼んで、詩紋くんの技を演じてもらうという企画が。
本番では、イノリが衝撃で倒れるというシーンがあるが、同様に、彼女の技で、舞台上の全員が倒れてた。天真だけが頭で立っていた。「打ち合わせと違うぞ」と突っ込まれてた。
とにかく、どんなときも、根本くんが笑わせてくれるので楽しかった。
ファンの方は、ラッキーなことに、キャスト全員と記念写真。うらやましい。
キャストが手を振って、はける前に、天真が技をやってくれた。
まとまっていて楽しいトークショーだった。
残念ながら、1公演しか見られないけど、再演に期待。

ミュージカル『DEAR BOYS』

ミュージカル『DEAR BOYS』

2007年12月20日~29日 全労済ホール/スペース・ゼロ

原 作:八神ひろき(講談社「月刊少年マガジン」連載)
演 出:宇治川まさなり
脚 本:九堂はるな
音 楽:光宗信吉
舞台監督:大山慎一
制作:ネルケプランニング

キャスト:
瑞穂高校2年:池田竜治 鶴見知大 南圭介 石橋脩平 安岡新八
成田中央高校:谷和憲 東虎之丞 中村昌也 磯野正一 久松幸一
瑞穂高校3年:郷本直也 鯨井康介 堀有希 秋山真太郎 六本木康弘
マネージャー:寺崎裕香
瑞穂高校監督:能登まり子
成田中央高校監督:湯澤幸一郎

Dear boys (Vol.1) (講談社漫画文庫)
八神 ひろき
4063608026




既に、「ディアミュ」という通称が、あちこちで聞かれている。新たなるコミック原作ミュージカル。
原作もアニメも見てないが、テニミュと同系列のものなので、とりあえずチェック。
優先予約であっさり良席がとれた。もう1公演、イープラスでも超良席ゲット。(ただし、体調不良により、超良席公演はあきらめる。)
チケットの売れ行きはよくなかったと思う。テニミュと重なっていたし、千秋楽以外は、残っていたはず。
毎公演後にキャストがハイタッチでお見送りというサービスも追加された。

キャストは、テニミュ卒業生の郷本、鯨井、南とエアミュで知った湯澤以外は、知らない人が多い。かろうじて、谷和憲と中村昌也は、顔と名前だけ知っていた。
演出の宇治川さん。どこかで聞いたことがある。
2005年に観た『 Knock.Out.Brother-2005Version』の方だ。
これを知って、ちょっと期待した。宇治川さんの舞台なら、面白いかもしれないと。
初日のあとで、検索したら、割と評判がよかった。
エアミュもそうだったけど、始まってからのほうが盛り上がる舞台のようだ。

劇場の近くで、*pnish*の佐野さん、発見。もしかして観に来た?
物販は、閑散としている。
パンフと生写真をいくつか買う。生写真は、各高校セットを買うと、キャストのサイン入り色紙がもらえるのだが、さすがにお金が続かない(^^;)。
客席は、後ろのほうは空席あり。

バスケットボールが飛んでくることがあるので、最前列の方は注意とのアナウンス。
(実際に、飛んできていました。)

で、実際の舞台は、とっても楽しかった。
エキサイティングで、胸が熱くなる舞台。
ストーリーも、うまくまとまっていた。
何より、すごいのが、生バスケ。テニミュでは、ラケットを振ってエアテニスをしていれば、さまになるけれど、エアバスケでは、迫力がない。
バスケ経験者を中心にオーディションで選ばれただけに、みんな、バスケうますぎ!
そういえば、バスケの公開練習もしていたな。
演技や歌よりも、バスケの練習のほうが多かったんじゃないか?

あの独特のボール扱いが、生で観られる。ボールの音も本物だ。
演技というより、バスケの真剣勝負を観ているような舞台なのだ。
パスがずれたり、シュートが外れることもあるし、ボールが客席に転がったあとは、
キャストが「マイボール!マイボール!」と手を挙げると、舞台袖から新たなボールが出てくる。
舞台の左右にバスケゴールが設置してあるほか、中央奥にも、ゴールに見立てた大き目の穴があいている。フリースローなどは、その穴に向かって投げると、必ず入るってわけ。
試合は、作り物のはずなんだけど、作り物に見えなくて、手に汗を握り応援してしまう。シュートが決まると、思わずやったー!と拍手したくなる自分がいる。
うぅ、こんなに熱くなってしまうなんて…我ながら不覚。
これは、何度も観る価値のある舞台ですね。

ただ、ストーリー、バスケ、キャストが素晴らしいのに、歌と踊りが、イマイチだった。
歌が古臭いというか、80年代歌謡曲のような感じ。ラストナンバーはよかったけど、それ以外は印象なし。
踊りも古臭い。ボールを使ったものはかっこいいが、そのほかの手の振りなどが中途半端というか、学芸会みたいなの。
振り付けが上島先生だったらなーなんて贅沢なことを思ってしまった。
再演するとしたら、踊りはどうにかしたほうがいいと思う。

それでも、今回、このミュージカルを一回でも観られた人は、幸せだと思う。

キャストについて
池田竜治:元気一杯で好感が持てました。人柄の良さが出ていました。
南圭介:穏やかな役柄で落ち着いていました。歌にも安定感あり。
石橋脩平:意外とイケメン(笑)。
谷和憲:ライバル校リーダー。かっこよかった。
正々堂々と戦いたいと申し出るシーンは、涙がこみ上げてきた。
東虎之丞:憎らしい役柄を好演。
郷本直也:笑っちゃいけないけど、オールバックのガクラン姿は、微妙。いや、かっこいいんですけどね。途中、体調を崩したようですが、1公演休んで復帰したらしい。よかったよかった。
鯨井康介:演技派ですね。存在感ありました。下條ショーの中で、バックダンサー「ボールボーイ」として秋山くんとかぶりものをして出演していたのが、かわいかった。
寺崎裕香:かわいいだけでなく、歌も上手。郷本さんとのシーンは、泣きそうでした。
能登まり子:かっこよくて、素敵。
湯澤幸一郎:目が離せませんね。素晴らしいエンターティナー。ニ幕初め下條ショーのコーナーでは、自由にしていいと言われていたらしく、好き勝手にやっていました。
面白いし、ヘンだし、でも、歌がうまくて、ひきつけて離さない。最高。

ラストナンバーは、会場も手拍子で盛り上がる。
急いでいたので、ハイタッチはできなかった。残念。でも、ハイタッチって握手より恥ずかしいかも。

後方の席で、テニミュキャストの王子とハラマサくんが観ているのを発見。
客席もざわついていました。

原作やアニメの声優のイメージが、私の中になかったので、余計に楽しめたのかもしれない。