偏愛的独白

明日、千秋楽

レポの続きが書けないまま、明日、岐阜千秋楽を迎えます。
東京公演の前半しか観てないので、いろいろと進化していると思います。いろんな方のブログで情報を得ました。
岐阜から帰ったら、レポの続きを書く予定です。
青学3代目の卒業、泣かずに見送ることができるでしょうか。

猫と針

キャラメルボックス2007チャレンジシアターvol.5『猫と針』

東京:2007.8.22-9.9 俳優座劇場
福岡:2007.9.13-16 西鉄ホール

作:恩田陸
演出:横内謙介(扉座)
キャスト:岡田達也 坂口理恵 前田綾 石原善暢 久保田浩
チェロ演奏:海老澤洋三 白佐武史

岡田達也・初プロデュース。
会場が東京と福岡しかとれなかったとか。
キャラメルも好きだけど、恩田陸にひかれて、チケットをとる。
私は、恩田陸のよきファンではないけれど、彼女の書く脚本には興味があった。

もともと、岡田達也が恩田陸に「少人数の密室劇で心理サスペンスものをやりたい」と持ちかけたことから始まったという。
無料のパンフには、「塩キャラメル」(by横内謙介)とあった。
出演者座談会などが収録された冊子(500円)を購入。

俳優座は、本当に久しぶりで、ロビーも会場も、こんなにも狭かったのかと驚く。学生時代は、広く感じていたのに。
混み合うロビーとトイレ。当日券目当ての人も多かったみたい。
私は、ぴあの先行で入手。
10列目の通路席だったが、舞台が遠く感じる。また、通路席なのに、追加席が隣にできているので、狭苦しいのは致し方ないか。

白黒のシンプルな舞台。チェロの生演奏。
噂通りのキャラメルらしくない舞台。

高校時代の友人オギワラがなくなり、葬式の帰りに集まった男女5人。ささやかな宴が始まり、とりとめのない世間話と噂話に花が咲くが…。

「密室会話サスペンス演劇」とあるとおり、会話だけで、話が進む。

面白くないわけじゃないが、一言で言えば、「やっぱり、恩田陸だった。」ということに尽きる。
途中までは面白いが…。

申し訳ないけど、途中で睡魔との闘いになってしまった(^^;)。

このお芝居の少し前に、やはり密室サスペンス劇風の映画「キサラギ」を観ちゃったので、そちらのほうがずっと楽しめたので、余計に印象が薄かったのかも。
もう1公演、チケットをとっていたのだけど、リピートする気になれず、譲ってしまった。

ただし、こういうプロデュース公演は大歓迎。どんどんやってほしい。
今回は、好みじゃなかっただけだから。

↓参考に。



ある日、ぼくらは夢の中で出会う

ある日、ぼくらは夢の中で出会う

東京公演:2007.8.11-19 全労済ホール/スペース・ゼロ
兵庫公演:2007.9.1-2 兵庫県立芸術文化センター 中ホール

脚本:高橋いさを
演出:堤 泰之(プラチナ・ペーパーズ)
出演:土屋裕一(*pnish*) 永山たかし 中村優一(D-BOYS) 津村知与支(モダンスイマーズ)
主催:ネルケプランニング

この公演も、ややテニミュとかぶっていたこともあり、千秋楽しか行けず。
チケットは、ネルケの先行をすっかり忘れていたので、ローソンの先行抽選で。
4列目という良席。

ブログもあったけど、チェックする時間もなく、全く情報を得ずに観劇。

内容は、
劇団ショーマの初期作品にして、80年代演劇シーンに衝撃を与えた名作が、新たなキャストを得てよみがえる。物語は4人の登場人物が二つのシチュエーションで芝居を進めるうちに、パラドックスに陥ってゆくという多重構造。
3人の刑事と新入りの刑事、そして3人の誘拐犯と若い誘拐犯との対比をリンクさせつつ、現実と虚構の境界線をあぶり出してゆく意欲作。新入り刑事(永山たかし)はテレビや映画で刑事に憧れていたことを先輩の刑事たち(土屋裕一、津村知与支、中村優一)に笑われる。想像していた世界とは余りに違う現実に戸惑う彼だったが…。(@ぴあより引用)

非常に複雑で面白い脚本になっている。4人が刑事を演じつつ、一方で、誘拐犯も演じるのだ。その二つの世界が、いつしか、一つになって…。果たして、どちらが現実なのか?
笑えるシーンもあるが、基本的にはシリアスなストレートプレイ。
一体、どんな結末を迎えるのか、最後までドキドキしながら観ることができた。

永山くんを生で観るのは、久しぶりだが、演技は、ますます安定している。今回もかなり長いセリフもあったけど、新米刑事を一生懸命演じている。

土屋さんは、刑事部長と誘拐犯一味のリーダーという役柄。落ち着いた役柄もテンションの高い役柄も、無難にこなす。

今回の最大の収穫は、津村知与支さん。味がある。経験も豊富なんだろう。セリフも聞き取りやすく、声質もいい。インタビューでは、僕だけイケメンでなくてと言っていたけど、インパクトは一番あったと思う。ほかの舞台があれば、恐らく観にいくだろう。

3人の芸達者に囲まれた中村くん。大丈夫かなと親心で見守るも、違和感なく溶け込んでいる。声が通らないタイプなのが不利だが、あの笑顔が、それをカバーしている。
生き生きと演じていたので、いい経験になったのではないか。

余談だが、帰り道、某ドラマの撮影を見かけた。明石家さんま、長澤まさみ、塚本高史、恵俊彰がいた。この秋始まるアレですね。

↓こんな本も出ているのね。


新撰組異聞 PEACE MAKER

ブルーシャトルプロデュース公演『新撰組異聞 PEACE MAKER』

大阪:2007.7.21-7.22 松下IMPホール
東京:2007.8.2-8.6 新国立劇場 小劇場

原作:黒乃奈々絵
脚本:吉谷光太郎
演出:大塚雅史
音楽:石田雄一
振付:尾沢奈津子(N-TRANCE FISH)
殺陣:高倉良文(ネコ脱出)
制作:瀬戸憲一・大西千保・深谷祐子・湯川恭子 
プロデューサー:砂岡誠
協力:劇団ひまわり 後援:FM802 企画・製作:Blue Shuttle

キャスト
郷本直也・柄谷吾史・矢崎広・田中照人・吉谷光太郎・古川貴生・松木賢三・山本健史・加藤巨樹・田倉伸紘・日ノ西賢一・梅林亮太・齋藤秀貴・入谷啓介・太田清伸
ゲスト:日向薫(東京公演のみ)、大河元気(大阪公演のみ)

新撰組異聞PEACE MAKER (1) (BLADE COMICS―MAGGARDEN MASTERPIECE COLLECTION)
黒乃 奈々絵
4861271878


原作を読んでから観るつもりだったが、時間がなくて1巻しか読めず。
チケットも、先行でとったので、千秋楽のみ。日程的に、テニミュと重なりそうだったから。テニミュ日程発表前だったので。
できれば、もう1公演、観たかった。
千秋楽では、アドリブも多く自由度が高いが、その面白さも、基本の舞台を観たほうが更に大きいと思うので。
物販は、パンフと生写真を買う。生写真は、矢崎広くんと郷本直也くん。矢崎くんは、一人二役なので、2種類購入。早々に売り切れていたみたい。
テニミュレポのところでも触れたけど、アイルくんが観劇してました。
私の席は、真ん中から少し後ろの上手端だったけど、会場が小さいので、見切れもなく、迫力ある舞台が楽しめた。
バルコニー席はどうだったのかな?

内容は・・・
時は幕末、場所は京都、両親を何者かに惨殺された少年、市村鉄之助は強くなり両親の仇を討つべく新撰組の門をたたく。体の小ささゆえ、相手にされぬ鉄之助であったが、新撰組一番隊隊長、沖田総司の仲立ちによって、新撰組副長、土方歳三の小姓となることを許される。
その残酷さ、冷徹さから「鬼」と呼ばれ他の隊士からも恐れられる土方だが、鉄之助には決して刀を持たせない。土方の思いをよそに、鉄之助は剣の修行が出来ない日々に苛立ちを募らせていく。
そんな日々が続く中、京都の街では付け火と見られる火事が相次いで起こる。新撰組と敵対する尊皇攘夷派の長州藩士、吉田稔麿の仕業と突き止めた新撰組は、長州藩士壊滅のために動き出す。尊皇攘夷派と新撰組の血で血を洗う戦いは、まさに始まろうとしていた。強くなるためには、人を殺さねばならないのか?時代の波に飲み込まれ、人斬り集団とならざるを得なかった新撰組の中で、鉄之助は過去を乗り越え、本当の強さを見出し、自らの信念を手に入れることができるのか?
ロックミュージカル「BLEACH」などの出演で注目を集める郷本直也、アクサル「最遊記」「BANANA FISH」などの主演で演劇集団アクサルを牽引する柄谷吾史、ミュージカル「テニスの王子様」、宮本亜門演出「INTO THE WOODS」など幅広い作品への出演で人気の矢崎広など、若手男性俳優が集結。黒乃奈々絵原作の人気コミック「新撰組異聞 PEACE MAKER」の舞台化に挑む!(以上、公式ブログhttp://blog.livedoor.jp/bluepeacemaker/より引用)

テニミュの合間に観たわけだが、非常にスピーディで熱く、面白い舞台だった。音楽、ダンス、殺陣もすばらしく、一瞬たりとも見逃すことができない。
決して広くない舞台を縦横無尽に動き回る姿が、かっこいい!
実は、ここまで本格的だとは思っていなかったので、正直驚いた。もっとミーハーなものを想像してたが、意外に堅実で丁寧な作りだ。2時間半が、短く感じられた。
アクションだけを売りにしているわけではない。
役者たちの演技力ももちろんだが、舞台装置、照明をうまく使い、心の動きをきちんと描いているので、胸に迫り来るものがあった。
重い部分と軽いお笑いの部分とのバランスもよい。
お祭りっぽいところでは楽しめるし、お笑いのところでは、思い切り笑えるし、メリハリのある脚本であった。

吉原で騒ぐシーンでは、全員が女装して、客席に降りてきた。ついでに物販の写真を配っていた。通路席だったので、手をのばせばよかったかなあ。

キャストについて。
郷本直也:吉田稔麿役。久しぶりに観ましたが、かっこいいし、色っぽい。座長なんですね。最後、挨拶を仕切っていました。一人ひとりを自分とからめて丁寧に紹介しているところが好感を持てました。
矢崎くんの成長をあたたかく見守る感じも、よかったです。

柄谷吾史:土方歳三役。ずっとこの人のお芝居を観たかったが、アクサルの公演って、全然チケットとれなくて。やっと観ることができて、うれしかった。かっこよすぎるくらいの土方。声もいいし、演技も殺陣も、抜きん出ていました。ちょっとナルシーっぽかったけど。

加藤巨樹:沖田総司役。全く知らない役者さんでしたが、沖田総司にぴったり。線が細くやさしい感じ。だけど、冷徹さも。他の舞台も観たい。

矢崎広:山崎烝、山崎歩役。郷本くんも言ってましたが、本当に成長したと思います。この舞台で一番印象的でした。烝のときは、スマートでかっこよく、歩のときは、しなやかで美しい。ここまで女装がキモくない男優も珍しいのでは。
声の演じわけもちゃんとできてましたね。
キャラ的にも重要なだけに、大変だったと思いますが、立派に演じてました。

日向薫:花魁役。さすが宝塚出身。「すみれの花咲く頃」の反応が鈍かったのは、観客が若いから(^^;)?

梅林亮太:市村鉄之助役。元気溌剌でさわやかだったけど、原作のイメージと全く違うので、慣れるまでに時間がかかった。

そのほかのキャストも、かなりイメージ通りで、演技派が多かった。

再演があったら、ぜひ観たい。
日程の関係で、観られない人も多かったと思う。もっとたくさんの人に観てほしい舞台である。