偏愛的独白

ユーミンソング・ミュージカル ガールフレンズ

ユーミンソング・ミュージカル ガールフレンズ
2006年12月1日(金)~12月26日(火)  博品館劇場

作詞・作曲:松任谷由実
作・演出:馬場康夫
企画・原案:ホイチョイ・プロダクションズ
音楽監督:武部聡志
音楽スーパーバイザー:松任谷正隆
出演:華原朋美(W)、堀内敬子(W)、池田有希子、杵鞭麻衣、
宮 菜穂子、大橋明日香、植木理奈子
生演奏:Girl Friends Band

ユーミンの歌のみ30数曲を使って、二人の女友達の恋と友情を描くミュージカル。
ユーミンファンなら是が非でも行かねばと思い、チケットをとる。
主役の内気な女の子・真理子役は、華原朋美と堀内敬子のWキャスト。恋愛に積極的な裕子に池田有希子。
堀内敬子の日に行きたかったが、あいにく行ける日程が、華原朋美のときだった。
世界初とも言えるセリフを一切用いない画期的なミュージカルとのふれこみ。
「We Will Rock You」も、「マンマ・ミーア!」も、ベースのオリジナルストーリーがあり、セリフもあるが、これは、音楽のみで構成されているからとのこと。

会場は、年齢層がやや高い。中年カップルや男性一人客も見受けられた。女性同士も多かった。
休憩20分を含む約2時間半。

期待に胸を膨らませて開演を待つ。
パンフに書かれたストーリーは、こんな感じ。
真理子と裕子は、高校時代からの親友同士。真理子は、裕子の結婚式前夜、自分たちの学生時代を思い出す。
内気な真理子は、陽気なサーファーの文男に思いを寄せていたが、打ち明けられずにいた。
一方、裕子は、積極的で遊び上手な女の子。裕子は、真理子に恋のアドバイスをする。真理子は文男に思いをぶつけ、二人はカップルとなる。
そして、裕子の彼・徹と4人で、学校のカフェテリアや夏の海辺、スキーと、輝く季節を共に過ごすのだった。

うーん、率直な感想は、期待しすぎだったということ。
ユーミンの曲は大好きだし、この企画もすばらしいけど、ほかにもっとやり方があったんじゃないかと思ってしまうのだ。
残ったのは、ユーミンは偉大だということだけ。いい企画なのに、もったいないと思った。
チケットが売れ残っていたのも、リピーターが少ないからじゃないかしら。
私も、8400円出して、もう一度観たいとは思わなかった。これなら、自分でCDを聴きながら、口ずさんだり、思い出に身を任せていたほうが楽しい。
ミュージカルじゃなくて、ユーミンソングトリビュートカラオケショーみたいな気がして(^^;)。
踊りらしいもの、演技らしいものもあまりないし、主役の二人以外の出演者は歌わないのも、もったいないと思った。
また、全員女性という試みは賛成なのだが、文男と徹役の人が、身長的にも顔立ちも女性にしか見えなくて、女同士でいちゃいちゃされても、冷めてゆくばかり。(女性だと気づかない人もいたようなので、これは、私だけかもしれない。)
ユーミンの歌に出てくるかっこいい男性という乙女の夢を、砕かれたような気がして、がっくり。
歌わないのなら、外見が男っぽい人を配すればよかったのに。歌舞伎だって、宝塚だって、それぞれが女性、男性に見えるから、楽しめるんだと思うんだけどなあ。
おまけに、途中で、裕子の相手役として出てきた男は、わざとなのか、電車男風で、キモかった(泣)。

MEN&MAN 男たちのバラード

『MEN&MAN 男たちのバラード』

2006.12.5-10 シアターサンモール

主催・企画制作:OFFICE Champ
作・演出:脇 太平
衣装・振付:有里耕明
総合プロデュース:鈴木勝之
舞台監督:小松雅樹
テーマソング:平田明

キャスト:花村銀二(袴田吉彦)、中居ツトム(斎藤工)、京子(坂口理香/福井裕佳梨)、黒沢(青木伸輔)、吉岡(矢嶋俊作)、滝川(水島文夫)、斎藤(月登)、佐伯(重住綾)、ひばり(日微貴)、島野修(外能久)、高橋マサル(廣谷航)、舞先生(あい)、中尾(高山のえみ)
塚田龍二、藤森信義、鳥居孝行、高橋俊輔、加藤眞、慈五郎、阿部ぽてと、高田紋吉、小野裕晶、綿谷秀庸

斎藤工くんが出るというので、行ってみる。チケットは、即完売だったが、しばらくして、キャンセルが出たので、とることができた。
前から7列目の端だったが、意外といい席だった。
なぜなら、舞台の両端がせり出していて、その部分で芝居をすることがあり、実質、前から4列目の近さで、観ることができたのだ。
やくざの世界とオカマの世界、どちらも好きではないが、こうして舞台で見ると、じーんとしちゃって、12月にふさわしい演目となっていた。
時間があれば、もう一度見たいぐらいだった。

あらすじは、こんな感じ。
やくざの兄貴分の銀二(袴田吉彦)と弟分のツトム(斎藤工)、島野修(外能久)、高橋マサル(廣谷航)は、仁義を通すため、世話になった組を裏切った斎藤(月登)を襲撃する。
抗争相手に命を狙われた銀二らは、銀二が昔世話になったやくざの組長のもとへ逃げ込む。
ところが、組は既に解散し、オカマのショーパブになっていた。
組長以下組員全員がメイクアップをし、踊る姿を見て、銀二は唖然とするが、嫌々ながらも、ショーパブで働くことになる。
やがて、銀二は、昔の恋人に思わぬ形で再会することに。
そして、抗争相手の魔手が迫ってきて…。

斎藤くんがでなかったら、観るはずもない舞台だと思っていたが、観終えた今は、斎藤くんが出ていなくても、観たかったと思えるほど、楽しくて、切なくて、いいお芝居だった。

以下ネタバレの感想です。