偏愛的独白

ROCK'N JAM MUSICAL II

ROCK'N JAM MUSICAL II
2006年5月10日~14日 全労済ホール/スペース・ゼロ 5月26日~28日 神戸オリエンタル劇場
演出・構成・振付:上島雪夫
音楽監督:奈良部匠平
出演:ROLLY、寺田恵子、及川健、松岡英明、永山たかし、川野直輝、柳沢なな、森川次朗、Takuya、伊達晃二、佐藤美貴、宮田はるな、高橋志穂、廣田舞、大澤恵

演出が上島雪夫で、テニミュの永山たかし、Takuya、伊達晃ニ、森川次朗、ブリミュの佐藤美貴が出るとならば、観にいかねばなるまい(笑)。
先行でとったので、前から5列目。舞台がよく見えた。
テーマは、病院でロック。
永山たかし、川野直輝、柳沢ななの3人はバンドを組んでいるが、曲の出来が今いち。
ある日、ネットゲームに熱中していた永山たかしが倒れ、入院してしまった。その病院は、どこかが変な病院。怪しげな院長(ローリー)とおかしな患者たちばかり。永山たかしの連絡で、ほかの二人も、病院に入院することになったが…。
理屈抜きで楽しめた。出演者ひとりひとりが、個性的で面白い。音楽もノリノリ。
ただ、もったいないのは、会場の狭さ。ブリミュ初演のときも感じたけど、せっかくの生演奏が、生かされていない。音が割れちゃって。
出演者についての感想は以下の通り。
寺田恵子:久しぶりに見た。かっこよかった。細い体から迫力のある声。歌も踊りも、貫禄あるなあ~。
永山たかし:テニミュよりも、よいかも。演技も歌もうまくなっている気がする。
森川次朗:踊り、うますぎ!鍛えられた筋肉もすごくって(^^;)、びっくり。前回歌わせてもらえなかったらしく、今回は歌えて喜んでいた。眼鏡をかけたサラリーマン姿、かっこよかった。
及川健:こういう若手の多い舞台で見ると、やはり、キャリアを感じさせる。ミュージカル畑ではないのに。相変わらず美しかった。
佐藤美貴:出番が少なかったのが残念だけど、あの美しい歌声は健在で、ルキアとは全く違ったかわいいナースを演じていた。ナース服が、とてもお似合い。
Takuya&伊達晃二:キャリアの浅い二人にちょっと心配だったが、意外と役をこなしていた。伊達くんは、素のままで演じてるようだった。テニミュファンにしかわからないと思われる長渕剛の物真似も笑えた。Takuyaくんとの友情シーンが印象的。
そのほか、宮田はるなさんたちが演じるナースたちが、エロかわいいって感じで、セクシーだった。
マチネ公演だったので、公演終了後、いきなりイベントが始まる。永山くんが司会で、出演者の挨拶とか、伊達くんとTakuyaくんのコントとか。
挨拶のあとは、出演者からのプレゼントコーナー。会場全員とじゃんけんして勝ち残った人がもらえるというもの。
永山たかしのセーターやローリーの草履、寺田恵子のムチ、公演ポスター、CDなど。
ポスターには、その場で、一部の出演者がサインを入れてくれたので、人気が高かった。必死にサインする及川健にプロ根性を感じた。
私はじゃんけん、弱いので、何度やってもすぐに敗退。

楽しい舞台だったけど、7500円は、通うには高すぎて一度しか観られなかった。


劇団、本谷有希子番外公演『密室彼女』

劇団、本谷有希子番外公演 劇団、本谷有希子(アウェー)『密室彼女』
2006年5月3日~9日 下北沢ザ・スズナリ
原案:乙一
脚本・演出:本谷有希子
出演:加藤 啓、吉本菜穂子、杉山彦々

乙一原案ということで、すぐにチケット手配。前々から、本谷有希子を観てみたかったし。若い才能のコラボレーションって、きっと素晴らしいんだろうあな、わくわくって感じで、期待大で出かける。指定席だったのでギリギリに行ったけど、劇場内は、満員状態。火災があったら、逃げ遅れそう。ザ・スズナリに来るのは、十数年ぶりかな?
だんだん、狭い劇場、パイプ椅子がつらくなるよね~。
会場でもらったパンフレットは折りたたみ式になっていて、端がテープでとめてある。中面にネタバレがあるので、お芝居を観終わるまで開けて読まないでくださいと注意書きがある。なんて言われると、開けたくなるけど、そのうちにお芝居が始まってしまった。
ビルの谷間の密室空間に自転車と女(吉本菜穂子)が落下してくる。そこでは、マナベという男(加藤啓)が住んでいた。女は大声で助けを求めるが、届かない。仕方なくマナベとの共同生活を始めることに。
しかし、女は、自分がどうして落ちてきたわからない。そのうちに、自分が死体の入ったトランクを運ぶ二人組を目撃してしまったことを思い出し…。
これ、どういう結末つけるのよ?と思いつつ、2時間ほどの舞台を楽しんだ。
乙一テイストも感じたし、ところどころ笑えたし、3人の役者が個性的で演技もうまくひきつけられたが、乙一ファンじゃなかったら、敢えて人には薦めないかも。うまく言えないが、面白いけど物足りない。
3人のやり取りが退屈だったのか、客席から深いため息や寝息が聞こえたりしていた。万人受けはしないってことかな。
私は、ほかの本谷有希子の芝居も見てみたいと思った。

帰宅して、パンフの封を切って中身を読んだ。乙一の原案プロット2編だ。どちらも面白かった。採用されたのは、プロットBだった。ああ、この原案が、本谷有希子の味付けであの舞台になったのか~と思うと、二度楽しめたような気がする。