偏愛的独白

ダブリンの鐘つきカビ人間

パルコ・リコモーション提携公演『ダブリンの鐘つきカビ人間』 東京公演:2005.10.28~11.13 ル テアトル銀座

作:後藤ひろひと
演出:G2
出演:カビ人間(片桐仁)、おさえ(中越典子)、戦士(橋本さとし)、神父(山内圭哉)、侍従長(中山祐一朗)
天使(及川健)、目玉(八十田勇一)、とまり木(田尻茂一)、坊主(トロイ)、柿男(山中崇)、膝小僧(平田敦子)
真奈美(土屋アンナ)、聡(姜暢雄)、王(後藤ひろひと)、市長(池田成志)、ジジイ(若松武史)

以前、大倉孝二と水野真紀のコンビで舞台化されたことは知っていた。でも、中身は全く知らず、今回、ラーメンズの片桐仁が見たくて、チケットをとる。脇役陣が豪華なのも心ひかれた。
あらすじは以下の通り。
旅行中の聡と真奈美は、霧のために立ち往生し老人の住む山小屋に一夜の宿を求める。そして、不思議な歌を鐘の音を聞いた二人は、老人が話すある町の物語の中にのめりこんでいく。
その物語はずっと昔、町を不思議な病が襲った時のこと。病の症状はさまざまだ。指に鳥が止まってしまう病。天使の羽が生えてしまう病。目が見えすぎてしまう病など。 そんな中でも、もっとも不幸な病に冒された二人がいた。 誰も近づきたがらない醜い容姿となったカビ人間と、思っていることの反対の言葉しか喋れ なくなった娘・おさえである。
勘違いからおさえに好意をもったカビ人間。カビ人間の優しい心にひかれるおさえ。しかし、おさえの口から出るのは、カビ人間への罵倒の言葉。
一方、真奈美と聡は、物語の中の登場人物となり、病を治す伝説の剣ポーグマホーンを探しに、深い森の中へ入り込んで、戦っていく。
そして、ある人間の陰謀により、カビ人間が窮地に陥り、そして、カビ人間とおさえは・・・。
いや~、すばらしかった!面白くて、哀しくて、残酷で美しいファンタジーだった。

以下は、ネタバレ感想となります。