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偏愛的独白

オン・ユア・フィート!

2019年12月8日~12月30日
シアタークリエ

脚本:アレクサンダー・ディネラリス
音楽/歌詞/編曲: グロリア・エステファン / エミリオ・エステファン
(エミリオ&グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン制作のオリジナル楽曲より)
翻訳/訳詞/演出:上田一豪
振付:TAKAHIRO / 藤林美沙 / 金光進陪
音楽監督:小澤時史
美術:石原 敬
照明:吉枝康幸
音響:高橋秀雄
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
歌唱指導:福井小百合
演出助手:柴原一公
舞台監督:弘中 勲
制作:増永多麻恵
プロデューサー:篠﨑勇己
宣伝美術:服部浩臣(COM Works)
宣伝写真:HIRO KIMURA 永田拓也

出演
グロリア・エステファン:朝夏まなと
エミリオ・エステファン:渡辺大輔
レベッカ:青野紗穂
ホセ:栗原英雄
コンスエロ:久野綾希子
グロリア・ファハルド:一路真輝

アンサンブル
伊藤広祥
岡本悠紀
加藤潤一
当銀大輔
橋田康
ひのあらた
井上真由子
小嶋亜衣
小林由佳
コリ伽路
豊原江理佳
中村百花

ダンサー(ペア・Wキャスト):須藤大迪 & 髙橋莉瑚 大澤隆太郎 & 森田舞夢

リトル・グロリア(Wキャスト):藤巻杏慈 リチャーズ恵莉

ナイーブ/リトル・エミリオ(Wキャスト):木村咲哉 宏田力

全席指定11000円
上演時間:一幕75分 休憩20分 二幕70分


開幕してすぐに行ったのに感想書けないまま、もうすぐ千秋楽になってしまいます><

チケット完売してなかったけれど、とても楽しい公演だから宣伝したかったのに。

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クリエのクリスマスツリー。

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子役だけでなく、ダンサーもWキャストだったと会場に着いてから知りました。

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もちろん、ペンライトも買いましたw
1回しか使わないんだけどね。1500円です。
写真はブルーですけど、色は8色です。
(自宅で撮ったので、取っ手の部分が消えていて怖い写真ですみません。)

座席は4列。

もともとは、この回はエミリオ役が相葉くんだったのです。
それを楽しみにしていたんだけど、体調不良で休演となってしまったので、渡辺くんで観ました。

客席は、男性がいつもより多かったです。

グロリア・エステファンのファンというわけではないけれど、「コンガ」などの有名曲は知っているし、80年代洋楽ファンなので、
楽しめました。

曲は知っていても、グロリアの生い立ちなどは全く知らなかったので、新鮮な気持ちでストーリーを追いました。

成功した姿しか知りませんでしたが、栄光の裏にはさまざまな挫折や葛藤があったんですね。
それが音楽とあいまって、非常にわかりやすく劇的に描かれており、すぐに世界にのめりこむことができました。

軍人であった父親の介護の話や歌手志望の夢が破れた母親の話。
エミリオとの出会い。
英語で歌った歌を発売してもらえない話などは、最近観た「ボヘミアン・ラプソディ」を思い出したり、「ジャージー・ボーイズ」を思い出したり。
曲を世の中に出すのって、本当に大変なのね。
いいものだからって、出してもらえるとは限らない。

音楽も素晴らしいのですが、ダンスもかなり激しくて、目が離せません。
振付の方が3人もいるんですね。

久野綾希子さんがおばあちゃん役で、リトル・エミリオが木村咲哉くんなので、無性に「ビリー・エリオット」が恋しくなった。
(*久野さんは、エミリオではなくグロリア(朝夏さん)のおばあちゃんだけど)


一幕ラストで、客席総立ちでした。
えっ?立っていいの?と思ったら、朝夏さんが「立って」というので、いきなり盛り上がりました。

このあと、座るの面倒だなと思ったら、そのまま、客電がついて休憩。
なるほどね。

もちろん、フィナーレも、盛り上がって楽しかったです。
1500円のペンライトを買った甲斐がありました。
招待客っぽい男性は、仕方なく立ち上がった感じにも見えましたが。

キャストがタオルを客席に投げ入れましたが、もちろん取れませんでした。
舞台から投げるキャストと客席降りして投げるキャストがいました。

タオルキャッチは男性のほうが背が高くて有利かも。

そういえば、宝塚の方がいらしていました。たぶん宙組の和希そらさん。


フィナーレの話を先にしてしまいましたが、簡単なキャスト感想を。


グロリア役の朝夏まなとさん。
退団されてから初めて観ます。
歌って踊れるスターでした。
次々と衣装も変えてきて、かっこいい。
ファンの方はどうかわかりませんが、私は男役時代よりも、こちらのほうが好きです。
エレガントな役よりも、パワフルな役が似合いそうなので、この配役はぴったりだと思います。

グロリアは、大学で心理学を学ぶインテリで、その上、父親の介護や家族の世話をしつつ、音楽活動も始め、すごい女性だなあと思います。
母親のことを思っているのに、音楽活動を反対されたり、エミリオを気に入ってもらえなかったり、家族問題でも悩んでいたんですね。
そのあたりは、つい感情移入してしまいますね。

事故のあとの絶望も筆舌に尽くしがたいけど、見事復活したのも感動ものでした。

エミリオ役の渡辺大輔くん。
登場した時、短パンで笑えました。
移民っぽいしゃべり方が、うますぎて。
これまで、渡辺くんが何を演じても、しっくりこなかったんだけど、この役で初めていいと思いました。
体もしぼったのか、精悍な顔つきになり、グロリアを支える頼れる男って感じでした。

渡辺くんにぴったりと思いつつも、これを相葉くんが演じていたらという気持ちがこみ上げるのを抑えることはできず、ちょっと胸が苦しくなりました。

レベッカ役は、青野紗穂さん。
初めて観る方かも。
出番が少ないので、印象が薄い。

ホセ役の栗原英雄さん。
グロリアのお父さんです。
最近、栗原さんの存在感が大きすぎますよね。
歌も出番も少ないのに、心にぐっと刺さるんです。
お父さんの介護が終わらなかったらどうしようと思ってしまうグロリアの気持ち、わかります。

コンスエロ役の久野綾希子さん。
このおばあちゃんがいたから、歌姫グロリア・エステファンが誕生したんですね。
久野さん、すっかりおばあちゃんポジションになってしまったけれど、とても素敵に年を重ねられて、いい演技をしてますね。

グロリア・ファハルド役は、一路真輝さん。
久しぶりに観る一路さんです。
若いころのシーンで、ドレスを着て歌う一路さん、素敵でした。
歌手をあきらめて、教師をしていて、娘に厳しくて。
娘を思ってのことなんでしょうけど、そのあたりのうざさと嫉妬が入り混じった感じがひしひしと伝わってきました。

アンサンブルの皆さんも大活躍。

歌って踊って、踊って、踊って。

把握できているのは、、加藤潤一さん、当銀大輔さん、橋田康さん、ひのあらたさん、小嶋亜衣さんかな。

当銀さんは双子なんだけど、私は顔は当銀さんのほうが好き。

木村咲哉くんに会えたのもうれしい。
これからも、どんどん活躍してほしいな。

12月じゃなければ、リピートしたかった。

宝塚歌劇花組全国ツアー公演『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』

2018年11月22日(木)~ 12月16日(日)

サスペンス・コメディ
『メランコリック・ジゴロ』
-あぶない相続人-
作・演出/正塚 晴彦

スパークリング・ショー
『EXCITER!!2018』
作・演出/藤井 大介

主な配役
ダニエル 柚香 光
スタン 水美 舞斗
ティーナ 華 優希
フェリシア 舞空 瞳
浮浪者(ノルベール) 高翔 みず希
ベルチェ 冴月 瑠那
カティア 鞠花 ゆめ
ロジェ 和海 しょう
レジーナ 華雅 りりか
フォンダリ 羽立 光来
ルシル 真鳳 つぐみ
イレーネ 乙羽 映見
バート 千幸 あき
アネット 春妃 うらら
シュザンヌ 雛 リリカ
アルマン 碧宮 るか
バロット 飛龍 つかさ
セラノ 峰果 とわ
ユベール 高峰 潤
マチウ 一之瀬 航季
シャルル 太凰 旬
クロード 天城 れいん

4つに分かれた花組のうちの一つです。
今年のチケットで一番入手しづらかったかもしれません。(私比で)

大宮ソニックシティの1階後方席で観ることができました。

同じ日に、真飛聖さんと壮一帆さんがいらしてました!
お二人ともお美しい(≧▽≦)。
そういえば、私がこの演目を初めて観たのが、このお二人だったんですよ。

あとから知りましたが、愛音羽麗さんと桜乃彩音さんもご一緒だったようです。

「メランコリック・ジゴロ」の初演は、1993年の安寿ミラさん主演の花組。
その後、2008年と2010年には真飛聖さん主演の花組で、2015年には朝夏まなとさん主演の宙組で再演されています。

私が観たのは、2010年です。
感想アップしてありますけど、ひどいので、リンクはやめておきますね(^^;。

観劇マナーがひどくて作品を全く楽しめなかったと書いてあるのです。
そういえば、隣の隣くらいに座ったお子様が上演中に飛び跳ねて、観劇どころではなかったのでした。
お子様といっても、小学生でしたけど。

そんなこともあり、作品にのめりこめず、退屈なほうの正塚先生作品だなと思いこんでいました。

ところが、今回、柚香光さん目当てで行きまして、とっても楽しめました。

今思うと、宙組も観ればよかったなあ。
今後、ほかの組で上演されたら、必ず行きます!
それくらい、楽しい作品でした。

難しいことを考えずに、シチュエーションとセリフを楽しめ、ちょっとハラハラして、しんみりして、最後はキューンとなるいい作品でした。

配役も合っていたと思います。

ダニエル役の柚香光さん。
かっこいいです。
今風のイケメンですが、宝塚の男役としてしっくりくるんですよね。

ジゴロだけど、中身は真面目で、フェリシアのことをちゃんと考えてあげる優しさ。
いや~、素敵すぎて惚れ直しました。
拍手がすごかったです。
人気あるんですね。

スタン役の水美 舞斗さん。こちらも負けず劣らずかっこいい。
柚香さんより明るい感じ。
ダニエルとの友情もいいですね。
笑顔もさわやか。
柚香さんとの息もぴったり。

歌も演技も、水美さんのほうがうまいのかもしれない。
でも、柚香さんばかり追ってしまうんですよね。
主役だから当たり前だけど、真ん中力というのがあって、いつかトップになるんでしょうね。
ゆるファンの私でさえ、柚香さんでこんな作品を観たいという妄想がとまらないのですから、
演出家の先生なら、さぞかし創作意欲を刺激されることでしょう。

ティーナ役は、華優希さん。
最初、誰だかわかりませんでした。
メイクのせいもあるけど、とてもうまく化けていて大人っぽかったです。

フェリシア役は、舞空瞳さん。
ハンナのお花屋さんに出ていましたよね?
あのときよりも、目立ちますね。
そして、フェリシアにぴったり。
おっとりしていて、守りたくなる。
素顔はそんなに好きじゃないんだけど、存在自体がかわいいです。
柚香さんとの並びも素敵なので、もしやもしや?と妄想してしまいました(^^;。

浮浪者(ノルベール)役の高翔さん、フォンダリ役の羽立光来さんの演技が落ち着いていて、舞台を締めていました。

飛龍つかささんと一之瀬航季さんも、目立っていました。
二人とも誰か(宝塚OG)に似ているのだけど、思い出せません。

続くショーは、大好きな「EXCITER!!」です。
2009年、2010年、2017年と上演しているのですね。
これぞ、花組というショーですね。

真飛さん、明日海さんと観て、今度は柚香さん。

客席降りには、全く縁がないお席でしたが、前方席で、いろいろやっている柚香さんと水美さんが見えました。

ショーでは、柚香さんの相手を華さんと舞空さんがやっていて、どちらもお似合いでした。
華さんはショーのほうがよかったかな。
歌は、ちょっと弱いと思うけど。

舞空さんは、歌も踊りも安定していて、目立ちました。
お芝居もよかったけれど、ショーでも見せてくれるので、ますます期待しちゃいました。

歌が超うまい音くり寿さんが、KAAT公演にいってしまったのが、残念でした。
その分、華雅りりかさんや乙羽映見さんが聞かせてくれました。

チェンジボックスのシーン。
柚香さんは、Mr.REIとして登場。
会社には、悠真さん、真飛さん、壮さん、明日海さんの写真が飾ってありました。
Mr.SOの弟なので、柚香さん、はけるときに、客席の壮さんに向かって、「おにいたま~」って叫んで、観客を楽しませてくれました。

歌も踊りもひたすら楽しくて、手拍子したり、オペラグラスで観たり、忙しすぎました(笑)。

花組、いいな~。
もう少し公演数が多かったら、チケットも入手しやすく、リピートできたのに、残念です。
ブルーレイが欲しくなってしまいました。

「僕らの未来」

project K『僕らの未来』

2018年12月6日(木)~12月16日(日)
品川プリンスホテル クラブeX

原案:加藤和樹「僕らの未来~3月4日~」
脚本・演出:ほさかよう
脚本協力:亀田真二郎(東京パチプロデュース)
出演:加藤和樹 鎌苅健太 河合龍之介 なだぎ武 吉高志音(50音順)
協力:ぴあ株式会社
主催:Assist/ネルケプランニング

全席指定8800円
上演時間:約1時間50分(休憩なし)


2007年に発売された加藤和樹のアルバム「Face」に収録された楽曲「僕らの未来~3月4日~」の舞台化作品ということです。

この公演が発表になった時、心躍りました。
テニミュのあの3人がまた集まって舞台をやるなんて。

チケットは、ネルケ先行で外れたので、ぴあ先行でとりました。
Cブロックの5列。

クラブeXは、小西くんのライブ以来です。
劇場に着くと、ブロックはA、B、Cとあって、列は7列くらいまであったかな。
通路挟んでもう1列。その後ろが、テーブルのある席でした。

入口は一か所だけで、Cブロックは一番奥でした。
普通の劇場の椅子ではないので、ひじ掛けがない。
並べ方も、千鳥格子ではなく、段差もないので、5列目はちょっと舞台が見づらい。
たまたま私の前の席があいていたので、舞台は見えましたが。
(舞台は高くなっているので完全に見えない席はないと思います。)

当日券も売っていましたが、割と座席は埋まっていました。
冬なので、コートなど荷物が多くて、椅子の下にいれるなど皆さん、荷物に苦慮してました。
クロークもありましたが、クローズされてました。

でもね、観劇マナー、とてもよかったんですよ。
ストプレだからかもしれませんが、みんな姿勢正しく、静かに、一心に舞台を見つめている。
テニミュのころ、マナーに気を遣ってましたもんね~。

通路席から登場したりはけたりする演出もありましたが、私の席は遠かったので、役者の表情は見えなかったです。

脚本、演出のほかさようさんは、お名前は聞いたことがありますが、舞台を観るのは初めて。

和樹くん、鎌苅くん、河合くんの3人が登場しただけで、胸にこみ上げるものがありました。

テニミュを卒業してから、それぞれの道を歩んできたんだね。
私は、今は、和樹くんのミュージカルを観ることが多くて、鎌苅くん、河合くんは追えてない。

加藤和樹は、うざくて熱い役柄だった。
自由人で、アジア圏で日本語を教える教師。
ギター片手に歌ったりして。
お節介だけど、言ってることは納得できるし、何事にも一生懸命。
それが、理想論過ぎて、うんざりされることもあるけど。
最後の展開は、私の好みではなかったけれど、ああいう運命はひとごとではない。
明日は何があるかわからないものね。

ミュージカルでの和樹くんが好きだから、リピートはしなかった。
アーティスト志向というか、音楽活動が好きな和樹くんが、縁あって、ミュージカルで活躍してくれていることがとてもうれしい。

ケンケン(鎌苅くん)は、結婚もして、パパになっている。
一時、休業したこともあったね。
あのときは、心配したけれど、つらい言葉あった分、強くなったかもしれない。

役柄は、映画好きで、映画監督をしているんだけど、実家の親が介護が必要で、身重の姉に任せっぱなしにもできず、
いったん、夢をあきらめて、田舎に帰る役。
この年で親の介護の心配かあ・・・と思うと、同情してしまう。
仕事も乗っているときに。

ケンケン、昔と変わらない若々しさで驚いた。
ラフな格好も似合っているし。
ケンケンの演技、ドラマのときも、好きだったなあ。

そして、龍ちゃん。
友達が当時ファンだったから、舞台を一緒に観たりした。
不運な週刊誌報道があったけど、ファンは離れなかったと思う。

彼は、それなりに年をとっていた。(いい意味で)
メガネが似合う真面目なサラリーマン役。
家を設計する夢をもっていたけれど、営業畑ばかり歩いてきて、転職も何回か。
結婚もして、奥さんも妊娠。
夢ばかり追ってられない。
営業も慣れてうまくなったし。

そんなどこにでもいる等身大の男たちの話に、涙する人も多かった。

答えは一つじゃないから悩むんだけど、それがわかっていればいいんじゃないかなと思う。

ちょっと和樹くんの主張が強いと思うけど、それも彼の個性。
和樹くんの気持ちも、ケンケンの気持ちも、龍ちゃんの気持ちもそれぞれ痛いほどわかるから、観客はつらいかもね。

ケンケンも、龍ちゃんも、和樹くんに対してキレちゃって、傷つけるようなことを言って去っていくんだけど、
あとで、戻ってきてちゃんと謝るんだよね。

友達なんだから、言いたいこと言えて、よかったとは思う。
家族でもそうだけど。

我慢ばかりしてちゃ、苦しいもの。

それに、暴言と言っても、許容できるものだったしね。
(これが、言ってはいけない言葉をいっちゃうと、ダメよ。)

夢は大事だし、ずっと追いかけていたいよ。
でも、それ以上に大切なものができた人もいるわけで。

変わらないことだけが正しいわけじゃないと。

メッセージ性があっていい話だとは思うけど、周りの人が泣いている割に、私は冷めていたと思う。
同じ脚本でも、この3人がいなかったら、観てなかったと思うし。

私が年をとったということでもあり、擦り切れてしまったということでもあるのだな。

贅沢を言えばね、この3人を揃えたのだから、もっと面白くできるんじゃないの?とは思った。

直截的なメッセージじゃなくて、わけがわからないんだけど、観ているうちに涙が出てきて、心が浄化されている小劇場系ストプレみたいなのが、好きだったから、そういうのを求めちゃったのかもしれない。
今は、はやらないよね(^^;。

マスター役のなだぎ武さん 頼りなさそうで、優しすぎる。
でも、心が広くて、癒される。
私は、個人的に舞台でもドラマでも、お笑い枠が苦手なのですが、素晴らしい演技をする人も多いのは認めています。
なだきさんもどうかな?と思ったら、すごくよくて、納得。
生意気なバイトくんに、もっときっちり言うか、クビにしろよと思っていたら、別れた子供だったなんてね。
そりゃ、戸惑いますね。

マスターの息子、レオンくん役の吉高志音くん。
全く知らない人でしたが、和樹くんと同じ事務所なのですね。

バーター?と思ったら、大間違い!
演技も歌もいい感じ。
期待できるかも。

和樹くんのことをうざがるし、いまどきの若者っぽいし、生意気だし、失礼だし、あり得ないんだけど、でも、悪い子じゃない。
微妙な年ごろなんだろうね。

そのあたりの描き方がうまくて、こちらも、終始イライラさせられた。
甘ちゃんではあるけれど、自分の将来を考えていないわけではなかった。

扱いにくいことは確かで、そこをがむしゃらに飛び込んでいく和樹くんがうざくもあり、うらやましくもあり。

ちなみに、和樹くん、ケンケン、龍ちゃんの役名はちゃんとあります。
樹(いつき)、健、陽介です。

テニミュOBが、同じ舞台に立つ。
それだけでうれしい。
映像やストプレ、ミュージカルと活躍の場は違っても、このつながりを大事にしてほしいなあと思う。
テニミュ出身ということを黒歴史ではなくて、誇りにして、この世界で活躍してほしいと願っている。

宝塚歌劇花組公演『Delight Holiday』

2018年11月30日(金)〜12月9日(日)

スペシャルステージ
『Delight Holiday』

舞浜アンフィシアター

作・演出/稲葉 太地

出演
明日海 りお
仙名 彩世

芽吹 幸奈
白姫 あかり
鳳月 杏
優波 慧
更紗 那知
城妃 美伶
紅羽 真希
茉玲 さや那
凛乃 しづか
糸月 雪羽
聖乃 あすか
泉 まいら
芹尚 英
侑輝 大弥
朝葉 ことの
希波 らいと


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(うまく撮れなくてすみません。)

12月は忙しいので行けるか不安だったのですが、運よくチケットを譲っていただき、舞浜まで行ってきました。
舞浜駅で降りるのは、久しぶりすぎていつ以来かわかりません。

アンバサダーホテルを通り抜けて、10分ほど歩くと、舞浜アンフィシアターにたどり着きます。
開演30分前くらいに着きましたが、トイレが少ないと聞いていたので、すぐに並びました。
大行列でしたが、案内の方が、外のトイレのほうが空いていると言うので、外に行くと、すんなり入れました。

キャパが2000人ほどということですが、超満員です!
場内は、劇場よりもやや照明(客電)が暗かったです。

円形だし、座席はゆったりしているし、段差があって、舞台が観やすく、劇場としては気に入りましたが、トイレの個数が少ないのが不安な点でしょうか。
今回は、休憩なしの110分だったので、トイレ難民にはなりませんでしたが。

物販のペンライトが2000円だったのですが、節約してしまいました(^^;。
でも、ほとんどのお客さんがペンライト持ちでして、ちょっと肩身が狭かったですね。

一応、観客と一体となった振付もあり、それは、ペンライトなしで手のみで参加しました。
簡単な振付なので、すぐに覚えられました。

花組は、すごいですね。3つに分かれて公演しているんですよ。
柚香光さんの全国ツアー、凪七瑠海さんのKAAT公演、そして、この舞浜公演です。
と、思ったら、なんと4つに分かれていました。
もう1組は、轟悠さんのディナーショーです。

私が観たのは、全国ツアーと舞浜だけですが、どちらも充実していて大満足の公演でした。
雪組もこんなふうに分かれて公演するのも、いいなあと思いました。

また、今回の『Delight Holiday』形式のステージも、素敵ですね。
楽しくて、あっという間に終演になってしまいました。

花組の下級生は、そんなにわからないのですが、わからなくても楽しめます。

ちょっとしたお芝居とMC以外は、じっくりと歌と踊りを見せてくれるのです。

ジャズメドレー、平成メドレー、ディズニーメドレー、クリスマスソングのほか、明日海さんが主演した作品からの楽曲がありました。
私が行った日は、Aパターンで、「アリスの恋人」「ハンナのお花屋さん」「エリザベート」「EXCITER!!」でした。

明日海さんのマイペースでちょっとカミカミなMCと、落ち着いた鳳月杏さんのMCとほっこりしながらも盛り上げる仙名さんのMCが、絶妙でした。

客席降りも、2回あって、後ろのブロックの通路にも組子が来てくれました。
通路席の方は、ハイタッチしてました。

また、客席中央の通路を箱に乗って歌いながら、明日海さんが通り、視線を投げてくれます。
移動する箱はトロッコというらしいです。
仙名さんもトロッコで回ってくれました。

仙名さん、輝いていました。
退団が発表されましたが、太陽のような笑顔で、やりきった感がありました。
個人的には、仙名さんは、トップになってから、あまり役に恵まれなかったなあと思っているのですが、
一生懸命MCをしているのを見て、優秀だけど苦労人なんだろうなあと勝手に思いました。
あり得ないことでしょうが、明日海さんの相手役が、仙名さん→花乃さんだったら、どうなっていたのかなと妄想したり。

どんなHolidayを過ごそうかというテーマなので、それを話し合う小芝居があり、
衣装の上に、半纏を来た仙名さん、芽吹幸奈さん、城妃美伶さん、白姫あかりさんたちがこたつに入っておしゃべりするのが面白かったです。

明日海さんと客席とのやりとりもありました。
どこへ行きたい?と明日海さんが聞くのです。

仙名さんと鳳月さんがMCで下級生を迎えて、明日海さんの魅力を語るコーナーもありました。
みんな、明日海さん、大好きなんですね!
微笑ましかったけれど、宝塚を知らない人にはちょっとびっくりされるかも。


そういえば、オープニングでは、映像で一人一人紹介されるし、カテコでは、明日海さんから名前を紹介されて、
ワンポーズするので、何となく誰が誰だかわかります。

私は、下級生は、ほぼ聖乃あすかさんをチェックしてました。
聖乃さんの、きよしのズンドコ節には受けました。
とてもきれいで、とてもすてきなんだけど、なんだろ?少し物足りなさを感じるのは優等生すぎるのかな?
宝塚の男役って、きれいとかかっこいいだけではダメで、個性が必要なのかも。
あと、もう少しスリムなほうがいいかも。

といっても、明日海さんは、スリムすぎw
カテコで、衣装を脱いでTシャツ姿で出て来た時、細すぎてびびった。

平成メドレーは、タイトルと歌手名を、映像でも表示してくれるのがありがたかったです。
ほとんど知っている曲でしたが、三浦大知さんと少女時代の曲はわかりませんでした。

その前に、明日海さんが、「楽園」を歌ったのがとても素敵で、うっとり。
実は、イエモン大好きなんですよ。
でも、私の周りは、あまり「楽園」にピンと来てなかったような感じ。

大流行の「U.S.A」は、すごかった。宝塚でやると、こうなるのね。

「私が踊る時」は、シシィ役は、仙名さんじゃなかった。仙名さんばかりになるからだけど、芽吹さんでした。
「闇が広がる」のルドルフ役は、優波さん。

ディズニーメドレーで芽吹さんが、メリポピから歌ってくれたのがうれしかった。
「お砂糖ひとさじで」です。
歌詞は、ホリプロ公演と違っていたような気がする。(うろ覚えです。)

最高に楽しくて、時間が許せば、リピートしたかったです。

最後に、メッセージの書かれた金色のテープが飛び出したのですが、もちろん、後方席には飛んできません。

いいなあ~と眺めていたら、いきなり後ろの席のほうから、暗い中、通路を駆け降りてきて、中央に落ちているテープをかき集めて大量に拾って戻った方がいました。
若い方ではなかったので、転ばなくてよかったとは思いますが、まだ上演中だったので、気になりました。

舞浜は思ったより遠くなかったので、また機会があれば、コンサートなどで行ってみたいです。

現実は、Holidayどころじゃありませんが、宝塚を観るだけで、Holiday気分になれるのが、いいですね。

犬神家の一族

十一月新派特別公演 『犬神家の一族』

2018年11月14日~25日
新橋演舞場

原作 :横溝正史
脚色・演出:齋藤雅文

出演
宮川香琴:水谷八重子
犬神松子:波乃久里子
犬神竹子:瀬戸摩純
犬神梅子:河合雪之丞

犬神佐清・青沼静馬:浜中文一
野々宮珠世:春本由香/河合宥季(Wキャスト)

金田一耕助:喜多村緑郎
古館恭三:田口守
橘警察署長:佐藤B作

製作:松竹

1等席12000円
2等席8500円
3等A席4500円
3等B席3000円
桟敷席13000円

上演時間:一幕70分 休憩35分 二幕80分

2018inugami.png

新派130年記念公演ということですが、新派を観るのは初めてです。
新橋演舞場は、親を連れて一度観劇したことがありますが、本当に久しぶりでした。

いつものミュージカルの劇場とは違って、古きよき日本の劇場という雰囲気でした。
客層も団体さんを含め、年齢層が高く、まったりした感じを受けました。

この公演の前に、早霧せいなさん主演の「るろうに剣心」を上演していたので、そのときはもう少しにぎやかだったかもしれませんが、今回は、全体的にすいていて、快適に過ごせました。

幕間のお弁当やレストラン予約もできるのですが、私は入場前にお弁当を買いました。
といっても、お腹が空いていたので、開演前に食べてしまいました。
座席が3階席の最後列でしたので、3階のロビーのソファでゆったりといただきました。

トイレは、和式もあって、古い作りなのですが、掃除が行き届いていました。

博多座や歌舞伎座ほどじゃありませんが、お店もあり、試食もやっていました。
犬神家のお饅頭が売っていたのですが、それは買わずに、全然ちがうお惣菜を買っていきなり荷物が増えました。
プログラムも買って、物見遊山的な観劇になってきましたw
プログラムには、推理作家の有栖川有栖さんの文も載っています。

さて、作品ですが、原作が大好きなので、情報解禁のときから楽しみにしていました。
新派は、乱歩の「黒蜥蜴」も上演しており、そちらは観に行けなかったので、犬神家は絶対に行こうと決めていました。

原作とともに、市川昆監督の映画も大好きなのです。1976年版のほうです。
劇場ではなくて、テレビかビデオで繰り返し観ているので、セリフも覚えているくらいです。

まず、オープニングの音楽にやられました。
映画と同じ曲で、それだけで、テンションが上がりました。
「愛のバラード」という曲です。

映画と違うところが、ちょこちょことありますが、うまくまとめていたと思います。

新派でも、大向こう(かけ声)がかかることを知らなかったので、水谷さん、波乃さん、喜多村さんに一階席から
何か声がかかったときに、てっきり誰かのセリフだと思って、「今、誰が何て言ったんだろう?」としばし考えてしまいました。

台詞は聞きやすく、演技はわかりやすいし、舞台セットも、なかなか凝っていて楽しかったです。

菊人形や湖から突き出た逆さの足も、一つ一つが興味深くて。

通路演出もありましたが、3階席からは見えず。

そして、これが新派ゆえなのかもしれませんが、改変があったんですよね。
ドラマでも何度もリメイクされており、中にはひどい改変もあるので、それに比べたら、一つのアイデアとしてはいいのかもしれません。

水谷八重子さんの演じる役柄の比重がかなり大きくなっていて、二幕冒頭から意外な展開に。

結局、水谷さんありきの舞台なのか。

もう少し、水谷さんが若ければ、長女の松子を演じ、圧倒的な存在感を示したのだと思います。
それが年齢的に出番の少ない宮川香琴役になったために、ストーリーが変わったのかと思いました。

ある意味、原作好きにとってはどんでん返しだったので、面白かったです。
忘年会で、横溝ファンが集まるので、みんなで語り合う予定です。
(それぞれ、別の日に観ているのです。)

小夜子(竹子の娘)のキャラも、思ったよりいい人になっていました。子供ができて、それが希望を意味していたのかな?

それから、やや脚本に反戦主義を感じました。
戦争がなければ、犬神家の一族の運命もまた違うものになっていたかもしれないという演出家の思いが伝わってきました。

以下、簡単なキャスト感想。

水谷八重子さん
今、おいくつなのでしょうか。
お顔がふっくらされて、以前とイメージが違いましたが、さすがの演技でした。
3階席からでも、貫禄が感じられましたし、母の悲哀と執念に感動しました。

波乃久里子さん
こちらも、役に合っていて、素晴らしかったです。
映画版の松子といい勝負です。

河合雪之丞さん
男性が梅子を演じるので、不安がありましたが、全く杞憂に終わりました。
色気があるし、素敵な方ですね。
深刻な物語の中、ちょっぴり笑わせてくれるシーンもあり、和みました。

浜中文一さん
たしか、「ガラスの仮面」で観たことがあります。
佐清を演じているときの憂いを帯びた表情が、とてもよかったです。

野々宮珠世役は、春本由香さんと河合宥季さんのWキャストでした。
私が観た日は、河合さん。
こちらも男性ですが、しっとりとした風情で上品で珠世にぴったり。
ただ、珠世のキャラは、映画版の島田陽子さんの控えめキャラのほうが好きです。

Wの春本さんは、尾上松也さんの妹さんなのですね。
そちらも観たかったです。

喜多村緑郎さん
飄々とした金田一を演じ切り、よかったです。

佐藤B作さん
映像でも活躍していますが、舞台でも映えますね。
キャラが立ってるというか存在しているだけで、署長になっていますもんね。

今後も、横溝作品を上演してくれるなら、通いたいと思いました。
また、新橋演舞場は行きやすいし、座席の設定も幅広いので、気に入りました。