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偏愛的独白

宝塚歌劇星組公演「霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~」その2

感想の続きです。

ショーは、「ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~」というタイトルにちょっとドキッとしました。
もしや紅さんの退団?と思ったのですが、違いました。退団は次の大劇場作品です。

中村暁先生の作品です。

全体としては、通路席の私はハイタッチ天国でして、とても楽しめました。

でも、繰り返し観たいかというと、微妙かも。
ちょっと平板で盛り上がりに欠ける感じがあり、それと、書きづらいのですが、礼真琴さんばかりが目立っているような気がしました。
気のせいかもしれませんけど、礼さんのお披露目みたいな印象もありました。
それぐらい礼さんが輝いていたということなんですが、もう少し紅さんも目立ってほしかったなあと。

七海さんは、お芝居よりはいい場面を与えられていましたが、歌はやはり宙組の時と同じような感じでしたね。
でも、キラキラ感があって、とても素敵でした。

楽曲が、J-POPであったり、80年代洋楽であったり、そのほか耳馴染みのあるもので、懐かしさで一杯。
ただ、J-POPが多過ぎると、ショーじゃなくて、コンサートっぽいなあと思ってしまいます。

銀橋を渡りながら歌う礼真琴さん、オーラがすごかった。
以前は童顔だと思っていたけど、いつの間にか男らしくなっていて(笑)、歌も踊りもうまくて。
同じ歌うまでも、明日海さんと望海さんとは違うタイプですね。
私は、どちらかといえば、明日海さん、望海さんの声のほうが好きだけど。

瀬央ゆりあさんは、ちょっと轟さんとOGの未涼さんに似てると思う。

客席降りが2回もあって、組子の皆さんは、大変だったと思います。

礼さんの「スターライトパレード」、聞き惚れた~。

そのあとで、七海さんの「POP STAR」。
涙が出てきちゃった。

いつかの公演で、七海さんと礼さんの立場が逆転していたとき、とても悲しかったことを思い出してしまった。
でも、七海さん、スターだった。
七海さんの相手を務めた有沙瞳さん、かわいかった。ショーのほうがずっとよかったな。

華鳥礼良さんは、本当に歌がうまくて、退団が残念過ぎる。

flumpoolの「星に願いを」も七海さん。
後ろで踊る星組の男役たちも、名前はわからないけど、かっこいい。
下級生でもかっこいい人いるんだろなあと思うけど、さすがにわからない。

このままJ-POPが続くのかなと思ったら、鳥肌立つような前奏が聞こえてきた。

もしやもしや、ダンスオブヴァンパイアですよ!

いや、正確に言うと、「今夜はangel」です。
日本のドラマの主題歌なのですが、もともとは、私の好きな映画「ストリート・オブ・ファイアー」の曲であり、「ダンスオブヴァンパイア」の作曲家の曲なのです。
クールに歌い出す紅さん、かっこいい!
私の好きな紅さんは、こういうかっこいい紅さんなんですよね。
ヴァンパイアダンサーのように踊りまくる男役さん、誰かわからないけど、こちらもかっこいいです。

そしてきれいな声で歌い出す綺咲さん。
天寿さんも歌い出す。
天寿さん、目を引く。

一緒に踊りだしたいくらいワクワクする私。

このシーン作ってくれただけでも、中村先生、感謝です。

そして、礼さん中心にアイドルっぽい?K-POPっぽい?シーン。
最近のはやりですね。
実は好きです。
礼さん以外の男役もみんなイケメン揃い。
星組って、ほんと久々だけど、こんなに揃っていたら、安心ですね。
娘役もたくさんいるし。(舞空瞳さんも組替えしてくるし・・・。)

礼さんと瀬央さんの並びはいいですね。

ここの振付もかっこいい。

しかしながら、イケメンたちの名前と顔が一致しない私でした(^^;。

雪組と花組ならもう少しわかるんだけどな~。

礼さん、なんとなく、ロミオをやるんじゃないかと思った。
うーん、歌うますぎるロミオだなあ。

続いては、「ホット・スタッフ」を歌う紅さん。
これも、テンション上がる!!!

しかも、この曲はお隣の日生劇場の「プリシラ」でも歌われているのよ~。

不思議なんだけど、プリシラと宝塚の演目って、リンクしてるよね?
前も、「プリシラ」でも歌われる「マテリアル・ガール」を宝塚雪組で、咲妃みゆさんが歌っていたと思うの。

紅さんの後ろで踊る七海さんばかり見つめてしまった。

娘役たちの「ターン・ザ・ビート・アラウンド」もいいわ~と思っていたら、続く場面は、また礼真琴さん!
「サニー」じゃないの(≧▽≦)。

これは、ほら、雪組で、階段降りながら、咲妃みゆさんが歌っていた歌よね??
うわーん、いろいろ思い出して、涙出そう。

礼さんは、こんな色気のある歌い方をする人だったのかしら。
おかしいなあ、私の知っている礼さんは、こんなにドキドキする人じゃなかったのにw
柚希礼音さんがトップのころの礼さんは、ロミジュリで愛の役をするような人で、素敵だけど私が萌えを感じる人ではなかったはず。

二度目の客席降りでハイタッチしてくれた男役も娘役も、ネットで判明したので、ちゃんとその人たちのお名前は胸に刻み込みました。
このときは、紅さんがオレンジレンジの歌を歌ったんだけど、違う歌のほうがよかったかも。

瀬央さんがソロで銀橋を渡っていましたね。
紫の衣装がお似合いだし、背も高いし、素敵です。
ちょっと悪役顔なので、影のある役柄も観たいです。時代物もいいかも。

男役群舞の曲は、「情熱大陸」でした。
やはりここでも礼さんと七海さんを見つめてしまう。

あと一回観るので、下級生のイケメンくんの名前を把握するように頑張ります。

宝塚歌劇星組公演「霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~」

2019年2月15日(金)~ 3月24日(日)
東京宝塚劇場j

『霧深きエルベのほとり』
作/菊田 一夫
潤色・演出/上田 久美子

スーパー・レビュー
『ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~』
作・演出/中村 暁

主な配役

カール・シュナイダー 紅 ゆずる
マルギット・シュラック 綺咲 愛里
フロリアン・ザイデル 礼 真琴

ヨゼフ・シュラック 一樹 千尋
ヴェロニカ 英真 なおき
ザビーネ・シュラック 万里 柚美
ホルガー 美稀 千種
トビアス 七海 ひろき
マインラート 如月 蓮
マインラート夫人 白妙 なつ
カウフマン警部 天寿 光希
アンゼリカ・ロンバルト音波 みのり
エルメンライヒ 大輝 真琴
ロンバルト 輝咲 玲央
デュッケ 瀬稀 ゆりと
エルメンライヒ夫人 紫月 音寧
ゼルマ 夢妃 杏瑠
オリバー 麻央 侑希
エドガー・クライン 漣 レイラ
フリードリヒ・ヘルマー ひろ香 祐
ミリー 紫 りら
マルチン 瀬央 ゆりあ
ハイデ 音咲 いつき
エンリコ 紫藤 りゅう
水夫 拓斗 れい
水夫 朝水 りょう
警官 桃堂 純
エリカ 華鳥 礼良
水夫 彩葉 玲央
シュザンヌ・シュラック 有沙 瞳
リコ 天華 えま
レオノーラ・ヘルマー 澪乃 桜季
水夫 夕渚 りょう
水夫 天希 ほまれ
水夫 湊 璃飛
アデーレ・クライン 華雪 りら
エッダ 小桜 ほのか
警官 遥斗 勇帆
ペトロネラ 桜庭 舞
アドリアン・エルメンライヒ 極美 慎
ローゼマリー・マインラート 星蘭 ひとみ
ヨーニー 天飛 華音
ベティ・シュナイダー 水乃 ゆり

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エルベ河に隣接する港町を舞台に、ビア祭りの日に出逢った恋人達……情に厚く人間的魅力に溢れながらもどこか哀しみを湛えた船乗りカールと、父親との確執ゆえ家出した名家の令嬢マルギットの切ない恋を描いた『霧深きエルベのほとり』。日本を代表する劇作家であり、演劇界に多大な功績を遺した菊田一夫氏が宝塚歌劇の為に書き下ろしたこの作品は、1963年の初演以来、幾度となく再演され多くの観客の心を捉えてきました。
宝塚歌劇が105周年を迎える2019年の幕開け、この作品に惚れ込んだ上田久美子の新たな潤色・演出により、紅ゆずる率いる星組での上演が決定。生きて行くことの寂しさや切なさ、今は薄れつつある人の情けの暖かさが描かれた、宝塚歌劇が時を越えて守り伝えて行くべき珠玉の名作の再演に挑みます。(公式より)



行ってきました。
星組公演は、チケットがとれていても急用で行けなくなることが続いていて、久々に観る公演が、七海ひろきさんの退団公演となってしまいました。
既に、トップコンビの退団も発表されており、とても寂しい気持ちです。

なぜか友の会は、星組をご用意してくれる頻度が高く、今回も1階中ほどの通路席で、とても楽しかったです。
末端席が当選することが多いので、舞台は見づらいのですが、今回は、通路席演出が多かったので近くに組子の皆さんが来てくれて盛り上がりました。

七海さんのほかにも、とても歌が上手な娘役の華鳥礼良さんも退団してしまいます;;
私の見間違えでなければ、2月のキューティ・ブロンド公演で遭遇していたような気がします。

お芝居は予習していく暇がなくて、ただ上田久美子先生の演出ということだけ知っていました。
菊田一夫先生の作品だったのですね。

オープニングから舞台には大階段。

ビア祭りでは、ショーみたいな雰囲気で、客席降りがあってびっくり。
うれしいけれど、客席降りを売りものにして、お芝居がつまらないのでは、嫌だなあと思ってました。

私は通路席だったので、天寿さんが来てくれたし、七海さんも後ろからやってきて、かっこよすぎて
天にも昇る思いだったのですが、通路席じゃない人は楽しめたのかな?ってちょっと気になりました。

それも、すぐに杞憂だとわかりました。

だって、お芝居がとても素敵なお話で、こんな名作隠していたのか?って思いました。
これぞ宝塚じゃないですか!

菊田一夫先生って、すごい方だと改めて思いました。
昭和平成と来て、平成最後の年に、こんな素晴らしい作品に出会えるなんて。

お話は古いです。でも古いお話が好きなんです!!!
切ない恋、男女のすれ違い、大好きです。

少女漫画ほど甘くなく、かつて読んだ恋愛小説を思い出させるような展開でした。

ワルぶっているけれど実はいい人のカールを紅ゆずるさんが演じています。
こういう役は紅さんに似合いますね。

コメディも好評ですが、私はツンデレ王子様系のかっこいい紅さんが好きでした。(メイちゃんの執事とか)

今回も、似合っているのですが、もう少し王子様っぽい役柄も、トップの間に観たかったなあと思いました。
「うたかたの恋」も観られませんでしたし、考えてみたら、3公演ほど諦めたので、お披露目のスカーレットピンパーネル以来、
観てなかったのです。

久しぶりに観る紅さんは、ちょっとセリフの言い回しが違っていました。
歌はいいのですが、船乗りっぽいセリフになると、聞き取れなくて・・・。
聞き取ろうとすると、集中力が切れてしまって。

でも、マルギットへの本物の愛情は、ひしひしと伝わってきて、涙しました。

涙と言えば、七海ひろきさんの場面は、つらかったです。
やはり、カイちゃんのこと好きだったんだなあとしみじみ思って、ハラハラと涙がこぼれました。

宙組で、カイちゃんを認識したのは、「銀英伝」でしたが、顔に惚れました。
こんなかっこいい人がいたんだって。
あまり宝塚のシステムに詳しくないので、このひとがいつかトップになるのかなって思って、
宙組ファンの友達に聞いたら、「あり得ない。路線じゃないし。」と即答されて、驚いた記憶があります。
路線という言葉を知らなかったんです。

それでも、いい役がついたりしたので、ちょっと期待はしてましたね。

今回は、ショーでは、いい場面ももらっていましたが、お芝居ではさほど活躍する場がなかったです。
それは、ほかの組子にも言えることなのですが、それでも、なお、この作品は名作だと思うし、
宝塚の宝として、ほかの組でも上演していってほしいと思いました。

愛することの大切さと人を信じることの難しさを考えさせられます。

身分境遇そして親子の情愛というものに逆らえるのか。
(今回は、親子の情愛はあまりなかったように思いますが。)

昔ほどではないにしても、現代でも、結婚ということになれば、本人同士の問題ではないこともあるでしょうね。

マルギット役の綺咲愛里さん、こちらも役柄にぴったり。
世間知らずだけど芯のあるお嬢さん。
でも、悪気なく振る舞って相手を傷つけてしまったり、感情的になってしまう部分もある。

とても丁寧に演じていて、こちらも、ついつい感情移入してしまいました。

世間的にはかわいらしいお顔で男性にも人気がある娘役だと思いますが、私はあまり好きな顔立ちじゃなかったんです。
でも、今回は、素直に素敵だと思えました。

そして、フロリアン役の礼 真琴さんが、あまりにいい人過ぎて、胸が痛くなりました。
いい人好きなんですよね。
星組で「銀英伝」をやったら、礼さんがキルヒアイスだなと妄想してしまいました。

かっこよくなりましたね。
お顔もシュッとして、メイクもかっこよくなりました。
フロリアンは、マルギットのフィアンセなんですよ。
財産目的ではなくて、心から愛している。
だからこそ、幸せを願って、マルギットとカールがうまくいくように尽力するのです。

普通なら、嫉妬に狂ったり、嫌がらせしても不思議じゃないのに。

フロリアンの演技が、いちいちツボで、もしかして、礼真琴ファンになってしまったかもしれません。
お芝居でもいいシーンてんこ盛りで、ショーでも目立っていて、まるで礼さんのお披露目みたいだなあと思ってしまいました。
それぐらい輝いていたんです。
ファンじゃない私をも、虜にする礼さん、おそるべし。

そのフロリアンを愛するのが、マルギットの妹のシュザンヌで、有沙瞳さんが演じています。
雪組から異動していった有沙さん。
「ドクトル・ジバゴ」のヒロインは、よかったですね。

ですが、今回は出番も少ないし、メイクダウンしているのか、顔色が優れないのか、ちょっと気になってしまいました。

専科から一樹 千尋さんと英真 なおきさんが出演していますが、お二人とも存在感がありました。

ほかには、カールの元恋人で、カールを捨てて上流階級の妻になったアンゼリカ役の音波みのりさんが
愛らしくてよかったです。
音波さん、ずっと好きで、トップになるかと思っていました。
こういう雰囲気の娘役トップがいてもいいんじゃないかあと。

麻央 侑希さんと瀬央 ゆりあさんが目立っていました。
瀬央さんは、男っぽい顔立ちで、独特の持ち味があって、つい目で追ってしまいます。

下級生は詳しくなくて、星蘭 ひとみさんはわかりましたが、あとは自信がありません。

ショーのときは、たくさんの組子がハイタッチしてくれて、テンション上がりました。

走り抜けながらのハイタッチは、緊張してそっと手を出すのですが、皆さん優しくタッチしてくれました。

慣れている強者は、乗り出してハイタッチするんですね。
私は、たぶん通路席じゃないとハイタッチはできなかったと思います。友の会さん、ありがとう。

もともとの作品と上田久美子先生の演出がどれくらい違うのかわかりませんが、
宝塚ファンにも、そうでない人にもおすすめしたい作品です。

ショーは、NHKの番組でも放送されましたので、録画はしてありますが、敢えて観ないでいました。
まずは、生で観たい。

長くなりそうなので、ここでいったん終わります。
(つづく)




キューティ・ブロンド

2019年2月11日~28日
シアタークリエ

音楽/詞:ローレンス・オキーフ ネル・ベンジャミン
脚本:ヘザー・ハック
翻訳/訳詞/演出:上田一豪
音楽監督:小澤時史
振付:藤林美沙 梅棒
美術:伊藤雅子
照明:岩下由治 小川 修
音響:高橋秀雄
衣裳:屋島裕樹
ヘアメイク:井上京子
歌唱指導:市川祐子
舞台監督:宇佐美雅人
演出助手:伊達紀行
制作助手:上村幸穂
アシスタントプロデューサー:白石朋子
プロデューサー:今村眞治(東宝) 上林翔吾(関西テレビ)

製作:東宝株式会社 関西テレビ放送株式会社
宣伝写真:宮坂浩見

出演

エル:神田沙也加
エメット:平方元基
ワーナー:植原卓也
ポーレット:樹里咲穂
ヴィヴィアン:新田恵海
ブルック:木村花代
キャラハン:長谷川初範

セリーナ:まりゑ
マーゴ:美麗
ピラー:MARIA-E

イーニッド:武者真由

青山郁代
折井理子
濵平奈津美
山口ルツコ
上野聖太
高瀬雄史
棚橋麗音
古川隼大

全席指定11000円

上演時間:一幕75分 休憩20分 二幕75分

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初演は観ていません。

2017年初演時に、追加公演含めて全席完売御礼で、公演の千穐楽に再演が発表されるという快挙を達成した作品とのこと。
神田沙也加さんは、このエル役で「第43回菊田一夫演劇賞」を受賞したそうです。

あらすじは、こんな感じ。


オシャレが大好きでブロンドが印象的な女子大生エルは、学生寮デルタ・ヌウで友人達と自由に楽しく暮らしている。だがある日、婚約間近だった彼氏のワーナーに突然振られてしまう。その理由は「上院議員を目指す自分の妻としてブロンド娘はふさわしくない」という一方的な決めつけによるもの。納得がいかないエルは、一念発起して猛勉強の末にハーバード大学のロー・スクールに見事合格する。しかし、ブロンドでピンクのファッションに身を包むエルは学内で目立つ存在となり、黒髪の美女ヴィヴィアンをはじめクラスメイト達から批判を浴びてしまう。しかもワーナーはヴィヴィアンと婚約してしまったという。だが、その逆境がエルのやる気に火をつけ、一人前の弁護士を目指して奮闘を始めていく。
尊敬すべき先輩エメットやヘア&ネイリストのポーレットらと知り合い、外見も中身も磨きを掛けたエルは、大学の教授でもあるキャラハンの弁護士事務所でインターン生として働き始める。そこで担当することになったのは、デルタ・ヌウの先輩でもあるブルックに関わる裁判。果たしてエルは彼女の容疑を見事に晴らし、一人前の弁護士になることが出来るのか!?(公式より)



もともとは、2001年のアメリカ映画なんですね。
あらすじ読んだだけで、わくわくする。女の子が喜びそうな話ですね。
ええ、私も、一応、女の子でしたからw

現代の風潮からすると、ちょっと危なっかしい表現もあります。
ゲイのこととか、かがんでおっぱいとか(^^;。

かがんでおっぱいというのは、元のミュージカルでも、こういう表現なのかな?

まあ、そのあたりは、細かい突っ込みはやめておきます。

展開も早くて、華やかで、楽しいハッピーミュージカルでした。
たまには、こういうのもいいですね。

裁判の肝となる部分は、ちょっと甘い気もしますが、わかりやすいほうがいいから、問題なし。

確かに、神田沙也加さんの当たり役と言われるのはわかります。
似合っていました。
パワフルでキュート。
でも、とても痩せていて腕も足も折れそうだったのが逆に心配になりました。
演技は申し分ないし、歌声もきれいです。

神田さんがあまり好みではないので、レミゼと夏の夜の夢くらいしか観てないのですが、あのころよりも、歌はずっと安定していて
堂々たる座長ぶりでした。
カテコの挨拶も楽しかった。

ただ、歌い方が変わったのか、生で歌っているように見えないのが残念でした。
全部じゃないですけどね。
外してもかすれても、頑張って歌っているほうが好きです。

エルというキャラの前向きぶりは、勇気を与えてくれるし、彼女を軽蔑する奴らには怒りを感じて、ヒロインに感情移入しやすくなっています。
エルを振るワーナーには、植原卓也くん。
スーツ姿もかっこよく、上流階級の雰囲気を醸し出しています。
でも、頭にくる(笑)。

かっこいいけど、ばかな男の典型。

植原くんは、テニミュのころも黒執事でも、かっこいいけど、歌がいまいちで、いつもドキドキしていましたが、
今回、歌は、大丈夫でした。
歌うシーンも多くないけど、前よりもうまくなったと思います。
これから、帝劇に立つのですから、頑張ってほしいです。

エルを助ける優秀だけど見かけが冴えない男に平方元基くん。
初演では、佐藤隆紀さんが演じていたようです。

もっさりした男に平方くんがぴったり!
なのに、スーツを変えて、ピシっとしたら、かっこいい男に早変わり!!!
平方くん、どんどん役の幅が広がっています。
戦国鍋やロミジュリのティボルトのときは、あまりピンとこなかったけれど、最近の活躍は目覚ましいです。
エリザのフランツも楽しみです。

エルを振ったワーナーのフィアンセは、新田恵海さん。
この方は全く知らなくて。
公式の写真と違い過ぎて、代役かと思ったくらい。
歌はよかったけれど、中途半端なぽっちゃり感があり、ヴィヴィアンって、こういう感じでいいのかなと疑問に思いました。
最初、エルのことをバカにしていて、パーティに招待するのに、仮装だって嘘をついて意地悪するようなキャラ。
バニーガールの衣装で行くエルもちょっと待ってという感じだけど(笑)、似合っているからいい。
ただ、それをバカにするヴィヴィアンは、もっと完璧な感じのほうがいいのかなって。

女の敵は女だった!って感じさせるヴィヴィアンなんですが、エルの受けたセクハラ、そしてそれに対するワーナーのひどい物言いに激怒し、エルの味方になるところは、じーんとしましたね。
ヴィヴィアンって、いい人だったんだ~。

いい人と言えば、樹里さん演じるポーレットも、素敵でした。
樹里さん、こういう役柄、とてもうまい。
笑わせてくれるし、励ましてくれる。

木村花代さんがどんな役を演じるのか楽しみでしたが、意外な役柄で、新たな木村さんを発見しました。
体を鍛えているんですね。すごくかっこいい。

エルとは、先輩後輩の間柄。
デルタ・ヌウの誓いには、大笑いでした。

キャラハン役は、長谷川初範さん。
厳しいけれど、ちゃんとエルのこと評価してくれていると思っていたのに、オーマイガー!
セクハラするなんて><

3人娘は、初っ端から登場しますが、これは、エルだけに見える脳内キャラみたいなものなんですね。

まりゑさんのはじけっぷりがすごい。
そして、美麗さんの目立つこと!
長くてきれいな足ばかり見つめてしまう(≧▽≦)。
ソロを聞くのは初めて。
というか、宝塚を退団してからは初めて観ます。(いろいろ出ていたけど。)
これから、もっと活躍してほしいなあ。

それから、エルのペットとして、本物のチワワが出てくるんです。
出番は少ないのですが、これは、本物を出さないといけないのかしら?
かわいいし、おとなしく抱っこされているんだけど、目がトロンとしていてぼーっとした感じで、そのほうが心配になってしまい、
ぬいぐるみでもよかったと思いました。

MONSTER MATES

TEAM NACS SOLO PROJECT戸次重幸「MONSTER MATES」

2019年2月8日(金)~13日(水)
EX THEATER ROPPONGI

作・演出:戸次重幸
出演:本郷奏多 青柳翔 前野朋哉 戸次重幸 吉沢悠

全席指定7000円


<あらすじ>
精神科医の坂上寛人(青柳翔)。 その家の居候である三波秀和(本郷奏多)。 同じマンションに住む、坂上の元患者でもある鮮魚店店主の今野正志(前野朋哉)。 今野の借金の取り立てに現れたヤクザの桐谷憲次(戸次重幸)。
 様々な事情で4人が坂上宅に会した時、謎の男・Q(吉沢悠)が突然現れる。 そしてQは三波に告げる。<【あなたは不老不死になりました】......。
 その一言で、彼らの正常な日常は崩れ始めた。果たして、Qは何者なのか? 三波は不老不死になってしまったのか?不老不死をめぐる男たちの醜い争いの結末は...?


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この劇場も久しぶりですが、ストプレも久しぶりです。
EX THEATERは意外とわかりすく、方向音痴の私でも、地下鉄出たらすぐにたどり着けました。

入場の行列がすごくてびっくり。
階段あがって、外のデッキみたいなところもぐるんぐるん並ばされて、雨は降ってないけれどそれなりに寒いので、
ちょっとめげました。
会場は満員。
座席は、2階席センターブロック。

やはりTEAM NACSのファンの方が多いのかな?

私は特にファンじゃないのですが、あらすじを読んで面白そうだと思い、チケットをとりました。
なんといっても、ミステリ大好きなので、そのテイストがあると食いついてしまいます。
おまけに、本郷奏多くん、好きなんですよ。
舞台では初めて観ます。

脚本はかなり面白くできていて、再演があれば、友達を誘いたいと思いました。
ミステリ好きは、いろいろとひねくれているので(^^;、ある程度の展開は想像できちゃうのですが、
今回はそれを気持ちよく裏切られる部分もあり、満足でした。

結末を書いちゃうと完全にネタバレになるので、やめておきますね。

キャスト感想だけ書いておきます。

本郷奏多
いつまでも、若々しいですね。
繊細さを持っていて、屈折した青年という感じ。
今回は、足を引きずる役で、グズで、ニートなんだけど、演技が上手でした。

青柳翔
最初誰だかわからなかった。顔が変わったのか、単に老けたのか。
テレビドラマ「クローバー」のころ、好きだったんだけど。
最初は、もっさりした感じで、演技がいまいちだなあと思っていたんだけど、わざとだったのかもしれない。
だって、途中から変わっていったもんね。
ただ、本郷奏多くんと同じ年設定なのがちょっと違和感。

前野朋哉
あまり知らない方だったのですが、ドラマでも活躍しているんですね。
お顔は知っていました。
いい人そうで、こちらもグズな役でしたw

戸次重幸
取り立て屋で、乱暴者なんですけど、それが、だんだん、まともに見えてきてしまうようなストーリーでした。
戸次さんって、ドラマでも、いろんな役がこなせますよね。

吉沢悠
声に特徴があるからすぐわかります。
謎めいた役柄が似合っていました。

ストーリーに触れないと語りにくいので、あっさりめの感想ですが、面白かったことは確か。
休憩なしの2時間くらいでしたが、前半やや退屈な部分もありました。
いつもミュージカルばかり観てますが、たまには、こういうサスペンスもいいですね。
戸次さんの脚本、次もちょっと期待しちゃいます。

人間の嫌な部分もすごく描かれていて、ブラックでした。

ロミジュリキャスト感想

木村達成くん以外の感想を書きたいと思います。

ロミオ:古川雄大
もう言うことないね(笑)。
2017年よりも好きかもしれない。
あ、髪型のことね。
巷では、若いロミオを熱望しているかもしれないんだけど、私はそうでもなくて。
フレッシュな新人が出てきてくれてもそれはうれしいんだけど、まだ出てきそうにないのなら、
古川くんでずっと観ていられる。

「ビリー・エリオット」に出演した前田晴翔くんが、ロミジュリを観劇して、いつかロミオをやりたいとつぶやいていて、
とてもうれしかった。
残念ながら、私は、前田ビリーは未見だけど。

2階席からは、ロミオの登場シーンはほとんど見えません><
舞台に近づいてから見える感じ。

ジュリエット:葵 わかな
製作発表のときよりも歌は安定していて、きれいな歌声だった。
さすが朝ドラ女優。
堂々とした演技で素晴らしかった。
ただ、好みかというとそうでもない(^^;。
あの鬘が似合ってない気がするし、若いのに、老け顔。
落ち着きすぎていて、ジュリエットの初々しさが隠れてしまった気がする。
このへんは難しいところで、ロミオもそうだけど、初々しさって、演技だけで出すのは難しいと思うし。
初舞台としてはかなりいい出来栄えだと思う。
でも、このままミュージカルで活躍する気はないのかもしれないと思うと、ちょっと寂しい。

マーキューシオ:平間壮一
平間くんは、自由だね~。
わが道をゆくって感じで。
狂犬という名にふさわしいキレっぷり。
ダンスの人という印象があるけど、歌も、うまくなっていると思う。
マキュの歌は難しいし。

ティボルト:渡辺大輔
今回は、Wの廣瀬くんを観られないので、渡辺くんだけです。
ちょっと暑苦しい感じが苦手だったのですが、スリムになって若返った気がします。
製作発表のときも感じたし、「タイタニック」でもスマートになったなあと。

ティボの衣装は苦手なんですけど、老けて貫禄を感じた2017年とは違ってました。
色気は廣瀬くんのほうがあるかもしれないけど、真面目な面も見え隠れするティボでした。

死:大貫勇輔
宮尾さんが大好きなので、今回、東京公演に大貫さんしか出演しないことがショックでした。
ところが、実際に、大貫さんを観ると、大貫=死なんですよ。
こんなにもしっくりくるとは。
ロミオとのからみもしなやかで、美しく、残酷。
大貫さん、活躍の場が広がっていますが、やはりダンスメインの役柄がいいなあと思います。

キャピュレット夫人:春野寿美礼
うーん、今回一番違和感がありました。
香寿さんのとき、色気を感じなかったと書いたのですが、それでも、香寿さんのほうがよかったなあと。
色気はあるんですけど、セリフ回しがちょっと。
春野さんってこんなお芝居でしたっけ??
シシィのときは感じなかったのですが。
歌は非常に上手です。
が、やや演歌っぽいのと、コンサートっぽいのが気になりました。

ロレンス神父:岸 祐二
大公の岸さんより神父の岸さんのほうが好き。
若い気もするけど、優しくて慈愛に満ちた神父さん。

モンタギュー夫人:秋園美緒
秋園さん、顔覚えました~。
春野さんのキャピュレット夫人と比べてしまうせいか、歌も演技も安定しているなあと。

パリス:姜 暢雄
舞台で観るのは、「マイ・フェア・レディ」以来かもしれない。
パリスも、お笑い要素が削られているので、年齢的にも落ち着いた伯爵になっている。
これまでもう少し若手が演じていたので、急に年齢が上がった。
姜さんもイケメンだけど、老けたなあと思った。

ヴェローナ大公:石井一孝
超楽しみにしていた石井さんの大公。
あれ?
思っていたのと違うw
石井さんも、こんな歌い方だったっけ?というような歌い方。
素敵な大公なんだけどね。

キャピュレット卿:岡 幸二郎
岡さんは、絶対に今期のほうがいい。
岡さんがジュリエットを思って歌うとき、父性愛にあふれていて、心打たれました。


カテコは、古川くん渡辺くん中心に「1789」のダンスでした!